セイバーメトリクスという野球の統計分析に当たるようなものがあります。
(Society for American Baseball Research)とメトリクス(指標)
橋本圭司
セイバーメトリクスという野球の統計分析に当たるようなものがあります。
(Society for American Baseball Research)とメトリクス(指標)
橋本圭司
ある刺激を受けたとき、その影響でそれ以後の考え方や感じ方が変わることを『プライミング効果(呼び水効果)』と呼びます。
例えば、トロント大学の実験で
被験者にかつて自分が犯したと感じることや行為を思い出してもらう
次に、半数の被験者に手を洗ってもらう
その後に困っている大学院生のために、無償で実験に参加するかどうか質問
という実験の結果、手を洗わなかったグループは74%、洗ったグループは41%参加すると答えました。
手を洗ったグループは協力する気が少なかったのですね。
この結果を受けて、手を洗い流すという行為により罪悪感も洗い流したと無意識に感じているのではないかと考察されています。
更に、他の実験でも
バラバラになった文字を文章に復元するという実験で、「老い」を連想させる言葉を多く含む文章を復元したグループの方が、そうでないグループよりも、廊下からエレベータまでの歩く速度が遅くなった、というものもあります。
これらのことは、無意識がいかに周囲の環境や行動に影響を受けているかをよく示していると同時に、人々の行動や文化についても面白い視点を得られます。
例えば、先ほどの水と罪悪感の繋がりの例、日本の神道の禊や神社の手水舎、キリスト教なら洗礼式等での聖水もこれにあたるのでしょうか。
イチロー選手が毎打席必ず行うモーション等、一流スポーツ選手が必ず行う仕草もプライミング効果で説明できるように思います。
勝負に臨む前に決まった動作、行動を行うことを取り入れることが、結果として日々のメンタルを整え、好不調に振り回されないようにできる体制を整えているのではないかと考えています。
私たちが日常で取り入れるなら、毎朝少し瞑想するとか散歩するというのがあります。
そうでなくとも、より簡単に、どんな場合緊張を強いられる場合も含めて)でも、>必ず人と会う前にコーヒーを一杯飲んで一息つくというのもありかもしれません。
ただ、プライミング効果というのは無意識でするからこそ効果があるのであるため、なかなか意識してしまうと効果は薄いそうです。
単純に何か直前に迫った問題を解決するために始めるのではなく、気軽に気分転換のつもりで日常に取り入れられる些細なことから始めたらいいと思います。
(橋本圭司)
「色」は、電磁波と呼ばれる光のエネルギーの一種です。
このエネルギーの波動が、人体や精神にも影響を及ぼしています。
太陽光線をプリズムで分光させると虹の7色が見えますが、カラーセラピーでは、人間は「虹の存在」と考えられています。
また、インドの伝承医療「アーユルヴェーダ」では、人体には虹の7色の「チャクラ」と称されるエネルギーステーションがあるとされています。
色彩心理学においては、色への欲求は、心理的バランスを保つための人間の本能だとも言われています。
よく使われる例ですが、医学的にも、赤い部屋にしばらくいると交感神経優位となり血圧・心拍数が上昇し、青い部屋にしばらくいると副交感神経優位となり、血圧・心拍数ともに下降します。
目隠しをした状態でこの実験を行っても同様の結果が得られることから、やはり色は、視覚のみで感知しているのではなく、波動エネルギーにより作用していると考えられます。
また、「色が教えてくれること」の中で、著者の七江亜紀さんは、
「そして色は、人の情動も揺り動かすのです。(中略)それらを上手に利用すれば、心は意外と簡単にコントロールできる、ということです。」と述べていらっしゃいます。
テンションが落ちてきた時には赤いものが食べたくなるように、心と体が赤い色を欲し、疲れてホッコリしたい時にはビタミンを補う緑茶やフルーツがとりたくなるように、緑やオレンジを欲するなど、自分の心に耳を澄ませながら、体調に合わせて色をうまく使うことは、じつはとても大切なことなのでしょう。
(橋本由美)
講談社文庫より出版された高田崇史さんの『鬼神伝 鬼の巻』を読みました。
内容はネタバレにならない程度に書くと、主人公の少年がある日平安時代、「鬼」と貴族たち「人」が激しく争う世界に飛ばされるもので、非常にファンタジー色が強いものです。
なぜ、突然このようなファンタジー小説をここで紹介しているのかと思われたかもしれません。
著者の高田さんはこれまでQEDシリーズ等サスペンスものを含め、鬼や河童等、古事記や地域の伝承等に登場する神々をテーマに巧妙にストーリーを組み立てられています。
単なる小説ではなく、読んでみて歴史の見方が変わる新たな視点を提供してくれるような、非常に興味深い考察や研究結果を披露され、大変面白くいつも読ませていただいています。
この小説は、それら考察の導入部もしくは、まとめのような内容で読みやすく感じました。
高田さんのこれまでの様々な小説で一貫して発信しているメッセージは、「鬼」というのは、朝廷に従わなかった本来日本に古来より住んでいた人々だということです。
坂上田村麻呂に敗れた阿弖流為(アテルイ)もそうですね。
こちらは、高橋克彦さんが書かれた『炎立つ』でご存知の方も多いかと思うお話です。
鬼神伝に印象に残るメッセージがありましたので、最後にここだけ整理して紹介させてください。
どうして節分には鬼に豆をぶつけるのか?
どうして河童はキュウリばかりを食べているのか?
どうしてテルテル坊主は軒先に吊るされているのか?
どうして雛祭りで人形を飾るのか?
どうして天邪鬼やおとろしの指は三本しかないのか?
きちんと調べればわかることなのに、私たちの時代の人たちは、誰も真剣に調べようとしていない。
だからこそ、自分で調べてほしい。
答えが分かったら、たった一人きりでもいいから声をあげてくれ。
まとめるこんな内容のメッセージです。
これまで、高田さんの本を読み続けてきて、このメッセージが一番ずしりと来ました。
以上私の書いたことで、興味を持ってくださった方がおられれば、ぜひ高田さんの著書一読ください。
まず、鬼神伝、それでこの節分の話等の高田さんの考察を知りたければQEDシリーズ等を読んでいただきたい。
歴史の見方に、新しい次元が加わることは確かです。
『鬼神伝 神の巻』という続編があるのですが、>講談社文庫で出版されるのを楽しみにしています。
ちなみに、この『鬼神伝』、アニメ映画が公開されていたのですね。知りませんでした。
なんと、声優陣が豪華でびっくりです(笑)
観たいです!(予告編URL貼りました)。
href=”https://www.youtube.com/watch?v=4mWHquRHACM” target=”_blank”>https://www.youtube.com/watch?
(橋本圭司)
厚生労働省にて5月15日付で、
Q1-1法に基づく第一回のストレスチェックは、法施行後いつまでに何を実施すればいいのでしょうか。 A平成 27 年 12 月 1 日の施行後、1 年以内(平成 28 年 11 月 30 日まで)に、ストレスチェックを実施する必要があります(結果通知や面接指導の実施までは含みません。)
Q1-3当社は本社と事業所から成りますが、本社で一括して「事業者」として実施することは可能ですか。その場合、 実施方法などについて事業所ごとに衛生委員会等での調査審議が必要でしょうか。 A労働安全衛生法の他の規定と同様に、ストレスチェック制度の規定も、事業場ごとの適用となりますが、全社共通のルールを、 全社の会議体で審議するなどして定め、それを各事業場に展開するというやり方も可能です。 ただし、法令の規定は事業場ごとの適用となりますので、全社共通のルールについても、各事業場の衛生委員会等において確認し、 労働者に周知していただくとともに、事業場ごとに実施者や実施事務従事者が異なる、 実施時期が異なるなど、全社で共通化できない内容がある場合は、 それぞれの事業場ごとに衛生委員会等で調査審議の上、決めていただく必要があります。 また、実施状況についての労働基準監督署への報告も各事業場が、その事業場を管轄する労働基準監督署に対して行う必要があります。
Q1-8在籍出向労働者のストレスチェックの実施については、出向元または出向先のいずれにおいて行うのでしょうか。また、 集団分析はどうなるのでしょうか。 Aストレスチェックの実施は、労働契約関係のある事業者において行うこととなりま すが、在籍型出向の際に、 出向先事業者と出向労働者の間に労働契約関係が存するか 否かは、労働関係の実態、即ち、指揮命令権、 賃金の支払い等総合的に勘案して判断 することとされています。 このため、「在籍出向労働者」のストレスチェックを出向元で行うか、出向先で行う かについては、 その実態を総合的に勘案して判断する必要があります。 なお、集団分析については、職場単位で実施することが重要であるため、在籍出向 の実態にかかわらず、出向先事業者において、 出向者も含めてストレスチェックを実 施するとともに集団分析を実施することが望ましいです。
Q18-1派遣労働者へのストレスチェックについて、例えば、ある派遣元と雇用契約を 結んでいる派遣労働者が 200 人おり、そのうち、ある派遣先事業場に 20 人が派遣され ており、その事業場には 20 人の派遣労働者と派遣先の正規職員 40 人の合わせて 60 人の従業員がいる場合、ストレスチェックの実施義務はどこにどのように生じるので しょうか。A派遣元がストレスチェックを実施する場合には、派遣元と雇用契約を結んでいる派遣労働者が 50 人以上いるかという点で判断するので、例えば 200 人いるということで あれば、何人をどこに派遣していようが、ストレスチェックを実施する義務が派遣元 に生じます。また、派遣先事業者に労働者が 60 人(内 20 人が派遣労働者)という場合、正規の 労働者は 40 人しかいなくても、事業場の人数の数え方は派遣労働者を含めてカウント するため、そのような派遣先にはストレスチェックの実施義務があり、派遣先は 40 人 の正規労働者に対してストレスチェックを実施する義務が生じることになります。なお、派遣先については、派遣労働者に対しストレスチェックを実施する義務はあ りませんが、派遣労働者 20 人に対してもストレスチェックを実施するとともに、職場 の集団ごとの集計・分析を実施することが望まれます。
昔々、徳川5代将軍・綱吉の世に、白隠禅師というかたが誕生しました。
「駿河には、すぎたるものが二つあり。一に富士山、二に原(禅師の誕生の地)の白隠。」と言われるほどの名僧で、臨済宗・中興の祖とも称されています。
彼は、幼い頃から修行に励み病を乗り越え、人生50年と言われた時代に、73才で「夜閑船話(やかんせんわ)」を執筆しました。
これは、禅の修行や自らの病の経験から白隠禅師が編み出した内観法(今で言うセルフヒーリング)のハウツー本で、当時のベストセラーとなりました。
ところで「軟酥の法」ですが、これは、前回に書きました「入浴セラピー」http://京都産業医.com/blog/%E5%85%A5%E6%B5%B4%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC/にも少し通じるところがあります。
静かな部屋で目を閉じ、頭上に鶏の卵大の軟酥(バター)が載っているとイメージします。
その軟酥は、とても良い香りを放ちながら体温で溶け出し、まずは脳全体に浸みわたり、目、鼻、口、のどへと順に流れながら、背骨や五臓六腑にまで浸みこんでいくイメージをします。
そうして最終的には、その軟酥は、体中の凝りや痛み、心の苦しみなどのネガティブエネルギーを全て溶かし込み、体外へ流れ出していくとイメージします。
あとはスッキリ! 心も体も浄化されたと信じます!
江戸前期の昔に、こうしたイメージヒーリング法が流行していたなんて、面白いですね(^_^)♪
(橋本由美)
最近、「このワインはすごいぞ!」というワインを見つけました。
滋賀県のヒトミワイナリーのワインです。
ブドウは、自家栽培のブドウか長野等のブドウ等国産で揃えているそうです。
ここのワインは、食物繊維や酵母をそのまま残す「にごりワイン」という形をとっています。
読んで字のごとく、色が濁っており、ラインナップの中には酸化防止剤を使用していないものもあります。
今日は、家族で滋賀にピクニックに行ったので、途中寄り道してワインとパン(パンも有名で多くの方が足を運ばれていました)を購入して帰りました。
ワインは二本。 ジュース感覚で飲める果肉感が素晴らしい甘口の酸化防止剤不使用ワインと、自家栽培ブドウ使用のワイン。
自家栽培ブドウワインは他のワインと比べて少々高めの値段設定でしたが、地産地消を応援している私としては、応援の気持ちも込めて購入させていただきました。
食材を購入する人の多くが、地産地消を意識した購買行動を取るようになれば、地域活性という点でも、新鮮で美味しい食材を食べれるという点でも大変有意義なことだと思います。
自分自身のお金の使い方が、社会を良くも悪くもする。
そのことは常に意識しておきたいことです。
ヒトミワイナリー
http://www.nigoriwine.jp/2011web/2011main.html
(橋本圭司)
渡邉 格さんという方の著書『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』はとても素晴らしい本でした。
「真っ当な”食”に正当な価格をつけて、それを求めている人にちゃんと届ける。それで世の中を少しでも真っ当な場所にしていこう」
との決意で、天然酵母のパン作りに励む著者が書かれた本です。
マルクスの「資本論」と酵母やパン作り、地域活性の話が非常に面白く組み合わされた特別な本だと思います。
以下、私が印象に残り、かつ、この本の伝えたいメッセージの魅力がとても感じた箇所を一部抜粋します。
この内容を読んで、興味を持たれた方、面白い意見だと感じられた方、ぜひこの本を読んでみては如何でしょうか。
読めば本当に自分の価値観に何か変化があると思います。
国外でもよく売れているとのことで、ドキュメンタリー作成の話もあるそうです。
「利潤」ではなく、「循環」と「発酵」に焦点を当てた、「腐る経済」に挑んでいる。
「人生はいっぱいの酒に如かず」。
懸命に働いた後の美味しい食べ物と美味しい酒があれば、人は楽しく豊かに生きていけると思うのに、資本主義経済は、「腐らないおカネ」を増やすことに躍起になって、働くことと食べものをどんどん壊している。なんでこんなことになるのか?
僕らは、自分たちが食べたいと思えるものを守りたくて、暮らしと仕事が一つになった人生を歩みたくて、パンという武器を取ったのだと思う。
僕らの思いに共感してくれた人は、ぜひ、未来への一歩を踏み出してほしいと心から願う。できれば、田舎で僕らと同じ闘いに挑む人が増えてほしい。それに限らなくとも、自分の「内なる力」を高め、土や場をつくることに意識を向ける人が増えてほしい。
場が整い、「菌」が育てば、食べ物は「発酵」へと向かう。
それと同じで「小商い」や「職人」が育てば、経済も「発酵」へと向かう。
私たちは、自分たちの子どもの世代にどういった日本、地球を残したいか、一人ひとりがきちんと考えるべき問題だと強く感じます。
最後に、このパン屋のURLを添付します。
鳥取県に店舗を移動するそうで、現在はお休みしているそうですが、今後の活躍が楽しみです。
href=”http://talmary.com/” target=”_blank”>http://talmary.com/
(橋本圭司)
突然ですが、
美容や健康?
最近は、瞑想と精神的な安定等と答える方も増えてきていそうですね。
これらは、どれも正解です。
ヨガは呼吸に合わせてゆっくり動作を繰り返す有酸素運動なので、>美容や健康にも効果はあると思います。
また、ヨガは「動く瞑想」とも言われています。
ここで私なりのヨガの意味をまとめたいと思います(インドやアメリカの著名な指導者の受け売りですけどね)。
ヨガとは
「呼吸や体の動作、感覚を通して心を整える」
ものです。
なぜいきなり心から入らないのか?
答えは簡単です。
心をコントロールするのは大変難しいからです。
誰かに嫌なことをされたら、誰でも一瞬はカッとなりますよね。
当たり前です。それが生きているということですから。
大切なのは、カッとなった後に落ち着きを取り戻すまでの過程をどれだけスムーズにできるかです。
それを訓練するのがヨガだと思っています。
心のコントロールが難しいなら、まず動作や呼吸の動きをしっかり意識の上に持ってきて、コントロールしようという発想です。
体と心は繋がっているからこそ、まずコントロールできるところからしっかり取り組むということです。
日々の生活や仕事も同じだと思います。
直接達成することが難しそうなことでも、まず変えられるところ、行動を起こせるところをしっかり見極めて着実にこなしていくこと>が大切だと考えています。
自動車メーカーであるマツダの藤原さんという方が
「本質を詰めることができれば、ボウリングの一番ピンを倒すように、次々と問題を解決することができる」
といったことを述べています(下記URL参照)。
私は、この言葉もこれまで整理した内容と同じことを表現していると感じました。
皆様が取り組まれている課題の一番ピンは何でしょうか?
href=”http://www2.mazda.co.jp/beadriver/skyactiv/interview/” target=”_blank”>http://www2.mazda.co.jp/
(橋本圭司)