軟酥の法

滝邸

昔々、徳川5代将軍・綱吉の世に、白隠禅師というかたが誕生しました。

「駿河には、すぎたるものが二つあり。一に富士山、二に原(禅師の誕生の地)の白隠。」と言われるほどの名僧で、臨済宗・中興の祖とも称されています。

彼は、幼い頃から修行に励み病を乗り越え、人生50年と言われた時代に、73才で「夜閑船話(やかんせんわ)」を執筆しました。

これは、禅の修行や自らの病の経験から白隠禅師が編み出した内観法(今で言うセルフヒーリング)のハウツー本で、当時のベストセラーとなりました。

ところで「軟酥の法」ですが、これは、前回に書きました「入浴セラピー」http://京都産業医.com/blog/%E5%85%A5%E6%B5%B4%E3%82%BB%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%BC/にも少し通じるところがあります。

静かな部屋で目を閉じ、頭上に鶏の卵大の軟酥(バター)が載っているとイメージします。

その軟酥は、とても良い香りを放ちながら体温で溶け出し、まずは脳全体に浸みわたり、目、鼻、口、のどへと順に流れながら、背骨や五臓六腑にまで浸みこんでいくイメージをします。

そうして最終的には、その軟酥は、体中の凝りや痛み、心の苦しみなどのネガティブエネルギーを全て溶かし込み、体外へ流れ出していくとイメージします。

あとはスッキリ! 心も体も浄化されたと信じます!

江戸前期の昔に、こうしたイメージヒーリング法が流行していたなんて、面白いですね(^_^)♪

(橋本由美)

地産地消の美味しいワイン

最近、「このワインはすごいぞ!」というワインを見つけました。

滋賀県のヒトミワイナリーのワインです。

ブドウは、自家栽培のブドウか長野等のブドウ等国産で揃えているそうです。
ここのワインは、食物繊維や酵母をそのまま残す「にごりワイン」という形をとっています。
読んで字のごとく、色が濁っており、ラインナップの中には酸化防止剤を使用していないものもあります。

今日は、家族で滋賀にピクニックに行ったので、途中寄り道してワインとパン(パンも有名で多くの方が足を運ばれていました)を購入して帰りました。

ワインは二本。 ジュース感覚で飲める果肉感が素晴らしい甘口の酸化防止剤不使用ワインと、自家栽培ブドウ使用のワイン。
自家栽培ブドウワインは他のワインと比べて少々高めの値段設定でしたが、地産地消を応援している私としては、応援の気持ちも込めて購入させていただきました。

食材を購入する人の多くが、地産地消を意識した購買行動を取るようになれば、地域活性という点でも、新鮮で美味しい食材を食べれるという点でも大変有意義なことだと思います。

自分自身のお金の使い方が、社会を良くも悪くもする。
そのことは常に意識しておきたいことです。

ヒトミワイナリー

http://www.nigoriwine.jp/2011web/2011main.html

(橋本圭司)

『田舎のパン屋が見つけた 「腐る経済」』を読みました

渡邉 格さんという方の著書『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』はとても素晴らしい本でした。

「真っ当な”食”に正当な価格をつけて、それを求めている人にちゃんと届ける。それで世の中を少しでも真っ当な場所にしていこう」
との決意で、天然酵母のパン作りに励む著者が書かれた本です。
マルクスの「資本論」と酵母やパン作り、地域活性の話が非常に面白く組み合わされた特別な本だと思います。

以下、私が印象に残り、かつ、この本の伝えたいメッセージの魅力がとても感じた箇所を一部抜粋します。
この内容を読んで、興味を持たれた方、面白い意見だと感じられた方、ぜひこの本を読んでみては如何でしょうか。
読めば本当に自分の価値観に何か変化があると思います。
国外でもよく売れているとのことで、ドキュメンタリー作成の話もあるそうです。

「利潤」ではなく、「循環」と「発酵」に焦点を当てた、「腐る経済」に挑んでいる。
「人生はいっぱいの酒に如かず」。
懸命に働いた後の美味しい食べ物と美味しい酒があれば、人は楽しく豊かに生きていけると思うのに、資本主義経済は、「腐らないおカネ」を増やすことに躍起になって、働くことと食べものをどんどん壊している。なんでこんなことになるのか?
僕らは、自分たちが食べたいと思えるものを守りたくて、暮らしと仕事が一つになった人生を歩みたくて、パンという武器を取ったのだと思う。
僕らの思いに共感してくれた人は、ぜひ、未来への一歩を踏み出してほしいと心から願う。できれば、田舎で僕らと同じ闘いに挑む人が増えてほしい。それに限らなくとも、自分の「内なる力」を高め、土や場をつくることに意識を向ける人が増えてほしい。
場が整い、「菌」が育てば、食べ物は「発酵」へと向かう。
それと同じで「小商い」や「職人」が育てば、経済も「発酵」へと向かう。
私たちは、自分たちの子どもの世代にどういった日本、地球を残したいか、一人ひとりがきちんと考えるべき問題だと強く感じます。

最後に、このパン屋のURLを添付します。
鳥取県に店舗を移動するそうで、現在はお休みしているそうですが、今後の活躍が楽しみです。
href=”http://talmary.com/” target=”_blank”>http://talmary.com/

(橋本圭司)