送り火

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昨夜は、京都五山の送り火でした。

お盆で 現世に戻っていはりました ご先祖様の魂を、霊界へお送りします 仏教行事です。

8時になりますと、京都タワーはじめ 大きな建物の照明がおとされ、少しずつ 山々に松明の火が灯っていきます。

その送り火を眺めながら、静かに 故人を想い 人生を想います。

一昨年までは、私が学生の頃からずっと リーガ・ロイヤルホテルの回転レストランの 大文字ディナーに、家族や その年にお世話になりました人々とともに お席を設けますのが恒例となっていました。

が、年々 他のお客様が増え、テーブル数が増え、落ち着かない雰囲気になってきましたので、母の意向で 30年近く続きました この行事が、昨年より変更となり、グランヴィアホテルのフレンチレストラン 「La Fleur」で お食事をいただき 送り火を鑑賞、という企画になりました。

残念ながら、わが家の息子達は それぞれに所用のため、京都に居ることができませんでしたが、義妹や甥姪達とも一緒に ゆ~っくりとした時間を持つことができました。

このレストランは、リーガ・ロイヤルホテルのレストランのようには 回転しませんので ゛大゛の字だけが観えませんが、゛左大゛゛妙゛゛法゛゛船形゛鳥居形゛は 観ることができますし、何よりも 店内は ごく少人数で 静かにゆったりと時を過ごすことができます。

また、フレンチではありますが 京野菜や和風の食材を用い、いずれのメニューも あっさりとしています。

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写真は、゛鮎の塩竃焼き・賀茂茄子と水茄子添え、白ワインソース゛ ゛鱧の炭火焼き・その肝と茄子のピューレ゛ です。

メインディッシュは、゛黒毛和牛フィレ肉のグリルポッシェ、トリュフソース゛ でしたが、私は牛肉はいただけませんので パスしました ・・・・・・・・ ごめんなさい。

甥や姪達と ゆっくり過ごせますのは、お正月と お盆くらいですが、皆 会う度に大きくなっていきます。(当たり前ですが・・・・・・)

息子達が幼い頃に 亡くなりましたお姑さんや、私の祖母達のことを 想います。その頃の情景が 目に浮かびます。

このお盆休みの間に、「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」という映画を観ました。http://www.cinematoday.jp/movie/T0006913

最初は、「なんか ようわからへん映画やわ。」と感じましたが、後で じんわりと、「あぁ、あの場面では そういうことが伝えたかったんやなぁ。」「作者の意図は、こうやったんやなぁ。」と 考えさせられます作品でした。

お盆に この映画を観ましたことにも、何か意味があるのかもしれません。

静かで 穏やかな お盆休みでした。

ありがとうございます。

(追記)

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お留守番の さくらちゃんは、このように 既に おねむモードでしたが、お土産のご馳走に 大喜びでした(^_^)。