NPO京都文化企画室   秋期恒例行事

一昨日の日曜日は、お昼には 青蓮院門跡寺院の燭盛光法要に出席させていただき、夕方からは NPO京都文化企画室の 立礼席で お点前をしました。

毎年 理事の方々が 趣向を凝らして計画してくださいますが、今年は 世界文化遺産・下鴨神社の舞台にて 雅楽と 理事長・西川充さんの 日本舞踊との共演となりました。

舞台に先立ちまして、直会殿での 立礼のお茶席を設けました。

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直会殿は、伊勢神宮遷宮の時に 取り壊されました 古いお宮の木材で 建てられています。

明るく 清々しい建物です。

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この立礼棚は、棚板が やはり 伊勢神宮遷宮時の おさがりの木材、そして 足は 下鴨神社の 古い鳥居の柱が 使われています!

(この お二人は 私ではありません。半東は 友人Hさん、お点前は このお席の責任者・U川先生の お弟子さんです。)

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今回のテーマは 「源氏物語千年紀」ですので お菓子も 鼓月さんが 「誰が袖」をイメージして作ってくださいました 「千年の夢」。

お茶席が終わりますと だんだん 日も暮れ、ほとんど満月に近い 綺麗なお月様が出てみえました。

このお月様を 頭上に眺めながら、雅楽の調べが 流れ始めました。Jpg

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十二単をまといました 西川さん。

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この宴には、今度 若草まや様http://kokata.alc.co.jp/maya/にお誘いいただきました エジンバラでお世話になりますかたがたも おみえでした。

日本の 幽玄の美を 楽しんでいただけましたことと思います。

ありがとうございます(^_^)。

(追記)

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私の中では、「京都」や「源氏物語」のイメージカラーは 「京紫」と呼ばれます 赤みの濃い 鮮やかな紫色です。

今回は 外国のかたも たくさんおみえでしたので、少々派手ですが、その 京紫色の地に 京刺繍を施しました訪問着と、ボタニカルアートのような 菊を織り出しました佐賀錦の帯を合わせました。

この帯は 大学生の頃のものですので、もう○十年経っていますが 少しも色褪せず 毎年秋になりますと 締めたくなります。

先の写真に写っています Hさんは、紺地に菊の訪問着。 お点前をしてはりますお嬢様は ピンク色地に 楓の着物。 U川先生は、芥子色の色無地に 黒地に秋草を染めました 塩瀬の帯。

いずれも とりどりに 秋を感じさせます装いでした♪