Cytori Therapeutics 社 Marc.H.Hedrick 社長の来訪
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Mark.H.Hedrick.M.D は、2002年、世界で初めて、皮下脂肪に 幹細胞が存在することを 発見されました。
当時 UCLAの 整形外科・准教授でした Dr.Hedrick は、皮下脂肪幹細胞分離器の開発で 特許を取得され、 Cytori Therapeutics 社を 設立しはりました。 http://www.cytoritx.com/us/index.html
先日の、「呉へ」の項http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2008/07/post_e3c6.htmlで 書きました、100才のおじい様の お孫さん、岩畔H氏は、医大卒業後 留学先の UCLAで Dr.Hedrick と出会い、マネージャーとして 共に 仕事をしはりますことになりました。
その様な ご縁で、今回、前々日は 九州大学での消化器癌学会へ、前日は 名古屋大学大学院セミナーへ、そして 当日の夕方からは 神戸で 形成外科の瘢痕ケロイド学会へ、いずれも 招待講演を行われるために 来日されました 超多忙なスケジュールの合間を縫って、京都へ 立ち寄ってくださいました。
京都駅に お迎えに行き、お若いので驚きました。 46才とのことです。
Dr.Hedrick と 岩畔氏、日本支社長の S氏とともに、主人の案内で 宇治の病院を見学後、グランヴィアホテルの ゛浮橋゛で 昼食。
Dr.Hedrick は 日本通で、すでに30回ほど来日していはりまして、お箸使いも 慣れたものです。
床の間のお花にも 興味深いご様子で、また 最後にいただきました お抹茶は 「大好き」とのことです。
皮下脂肪幹細胞によります 再生医療は、九州大学では既に 乳癌手術後の 乳房再生に 素晴らしい成果が出ており、患者様の Quality of Life に 大きな貢献を 果たしているそうです。
自らの細胞で 再生するのですから、安全ですし 確実ですし、全ての臓器に 適用できます。
皮膚科の分野では、ケロイドなどの治療に有効で、美容形成では 安全で確実な 皺取りなどのアンチエイジングに 活用されています。
余談ですが、UCLAは ハリウッドスターの患者さんが多く、Dr.Hedrick のクライアントの 某トップスターのかたは、映画のプロモーションなどの時に お顔のお手入れを依頼されるそうです。
ただ 日本では、まだ 一般病医院で普及するには 厚生労働省の認可の壁があります。
たとえば、輸血は 当たり前の医療行為として行われていますが、血液には 血液幹細胞が 存在します。
他人の幹細胞を入れることは OKで、全く安全な 自分の幹細胞は 認可が困難という 厚生労働省の見解は 矛盾しているのではないかとの声も、出始めているそうです。
Dr.Hedrick は、この数日後 経済産業省での講演も 予定されています。
何故 経産省 ・・・・・ と 思いましたら ・・・・・。
厚労省は、医療費を 必要なところは削り、不必要なところは とって付けたように増やし、しかも コロコロ変わり、そのために 医療業界では 右往左往し、存続の危機に陥っています施設が 多くあります。
まるで 現場の苦悩を 全く知らない人が、思いつきで あれこれ遊んでいはるように見えます。
一方、経産省では 今後の 日本経済の発展のために、医療分野には 可能性があるとの考えがあるそうなのです。
ですので 経産省なのですね。
色々お勉強になりました。
ありがとうございます(^_^)。
ディスカッション
コメント一覧
大変興味深く拝見しました。以前書かせて頂いた伯父の主治医の先生方と、今も交流をさせて頂いて、かねがね思うのですが、国は安易に指針を変え、患者は、完璧を求める。真摯に従事しておられるドクターが苦労を強いられている様に思います。今の医師不足、(慢性的な外科医)特に昨今の産科、小児科不足は国の責任だと思います。患者側の医術を買う。と言う姿勢も訴訟の多い分野の医師不足に拍車を掛けているように思います。あるドクターが私は職人だ。だから恒に技術を磨いている。死ぬまで終わりは無い。と言っておられましたが、その気持ちに水を差す様な事が少しでも改善されます様にと、願います。
sky-lark様
ありがとうございます[E:happy01]
おっしゃるとうりだと思います。
お役人は、皆さん賢い方達のはずですのに、何故か 現場の常識では考えられないような 理不尽なことを 思いつかはります。
それが とても不思議なのですが、皆さんの知恵や声を持ち寄って、少しでも 良い世の中になればいいなぁ~と 思います[E:flair]
こちらこそ、ありがとうございます。
最近、何を考えてるの?!と思う事が有りました。
誤診された!と言うので、話を聞くと、症状が改善されないので、県立で診察を受けたら、心臓病だったと言い、大騒ぎです。家に近いと言うだけで、外科医にかかり、待ち時間が長いと敬遠して循環器を受診していなかったのです。
もうひとつは、投薬されている薬を服用すると、痛みは緩和するが、咽が痛くなる。
薬を替えて欲しいが、悪く取られるといやだから我慢して飲んでいる。と言うのす。
どちらも、モンスターペアレントと互角に戦えるモンスターだと思います。(苦笑)
呆れるばかりでしたが、この様な患者が余にも多いので、お医者の、かかり方を学んで欲しいものですネ。
sky-lark様
ありがとうございます[E:happy01]
お医者様も患者様も、人間ですから、色々な人がありますね[E:chick]
お互いが、怖がったり 疑ったりせずに、性善説で接することができるといいですね[E:notes]