食育研究室
No9:レモン
▲すり下ろしレモンサラダ
レモンは、古今東西、万人が知る美容・健康食品です。
レモンといえばビタミンCと、どなたもインプットされているでしょうが、このビタミンCは、抗酸化作用が強く、免疫力を高め、美白効果などもよく知られています。
中世には、壊血病の特効薬として、ヨーロッパの大航海時代を支え、現代では、ガン予防や肝機能強化も注目されています。
また、お肌や血管、関節などの老化防止に欠かせないコラーゲンは、ビタミンCが無ければ、体内で生成することができません。
しかし、ビタミンCは水溶性ですので、体内に摂り貯めることはできず、持続して、毎日欠かさず摂取する必要があります。
そして、レモンの酸っぱさの元、クエン酸は、疲労物質である乳酸の抑制、エネルギー代謝の亢進に作用し、疲労回復や食欲増進にも効果があるのです。
さらに、豊富に含まれるフラボノイド(ルチン)は、動脈硬化予防、カリウムは高血圧予防にも役立ちます。
ただ、有効成分の多くは、皮に含まれていますので、レモン塩やハチミツ漬けにして皮ごといただきましょう。
「すりおろしレモン」は、まさに皮ごとすりおろしていただきます。
食材をお皿に盛り、その上に直接おろし金で、レモンを皮ごとすりおろしかけます。
さらに、お塩とオイルをふりかけて出来上がり!簡単!
皮のほろ苦さがクセになります。
写真は、湯通ししたレタスと赤カブ、茹でたサツマイモ、生湯葉を盛りつけ、すりおろしレモン、アボガドオイル、アンデスの岩塩をかけた「冬バージョン」です。
この他、ブロッコリーやカリフラワー、茹でキャベツなど冷蔵庫にあるお野菜、アボガトやリンゴなどの果物、海老や蒸し鶏、チーズなど何でも試してみてください。
オイルやお塩も、お好みのもので。
これ一皿で、元気が出そうです。