2021年皐月の日々 ~ 徒然なるままに
今年も、ゴールデンウィークは、新型コロナウイルス禍によります緊急事態宣言の中にありましたね。
昨年は、まだ情報も少なく、京都駅地下街もシャッターが降り、照明も落とされ、まるでゴーストタウンのようで、胸が痛みました。
それから1年以上も経ち、同じように緊急事態宣言が発令されましたが、営業なさいますお店もありますし、行楽地も人出が多くありましたよ ...
2021年卯月の日々 ~ 寝屋川とのお別れ
寝屋川のクリニックを閉院し、家主さまと、最後の立ち合いをいたしました。
2018年の8月に、この場所で、開院をいたしました。
クリニックの開院は、それまでの人生設計では想定外でしたし、寝屋川という場所すら知りませんでした。
その時期には、息子たちの『青天の霹靂』も重なり、クリニック運営に関しましても何の勝手もわからず、毎日が怒濤のように過ぎてゆきま
2021年弥生の日々 〜 人生の役割
しばらくぶりに、マクドナル神父さまを訪ねてまいりました。
94才の現在も、お身体は少し不自由になっていらっしゃいますものの、頭脳は驚くほど明晰で、記憶も、私よりはるかに、はっきりなさっていはります。
『心のともしび運動本部』の第一線からは退かれましたが、60年もの間、亡きハヤット神父さまと共に、宣教師として、清貧な暮らしを貫き、人々のために祈り続けてこ ...
2021年如月の日 〜 光と影は同義語・・・
夫は、毎朝、6時には家を出まして、7時15分頃には、天王寺のクリニックでスタンバイしております。
私も、週に1、2回は、同行いたします。
冬の間、朝6時頃に家を出ます時には、まだ真っ暗で、鬱な気分になりますが、節分を過ぎましてからは、ほんの少しずつ、そして確実に、陽の光が仄かに春に向かい始めていますことを感じます。
2020年師走の日々 〜 再思
今年は、年明けから、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され、伝統行事も、音楽祭やスポーツのイベントなども殆どが中止となり、大学生は学校に通えず、多くの飲食店をはじめといたします店舗や会社が事業の継続を諦めざるを得ないこととなりました。
季節感も無く、毎日のニュースに溜息を吐くばかりで、気が付けばもう、師走も半ばを過ぎ、月日の流れの速さに、ただただ驚くばかり ...
2020霜月の日々 〜 温かなあめ玉
先日出版いたしました拙著に、『丸の家のあめ玉』のお話しを書きました。
ふと思い付きまして、初めて『丸の家』を検索してみましたところ、Webサイトに、店主のかたの『あめ玉』への想いが綴られていました。やはり『温かなあめ玉やったんやわ~』と、胸がしくっと疼きました。ありがとうございます(追記)
おじいちゃんの『骨伝
2020年如月の日々 ~ 社会の喧騒
朝から裏千家のお稽古へ伺いましたが、兜門も、粉砂糖をふったような美しい情景でした。
お昼前には、赤い南天の実に積もりました雪が、シャーベット状に半透明となり、光を受けてキラキラと輝いていました。
昨年末に、中国武漢で発生しました新型コロナウイルスにより、世界中が、混乱しています。
2020年睦月の日々 〜 真面
昨年は、私自身の十干十二支が一巡いたしまして、還暦を迎えましたが、今年は、十二支が一巡し、新しい運気の始まりとなります。
冒頭の絵皿は、『真面(まとも)』と題されましたものです。(九谷焼・北村隆氏作)
『真面』とは、『真っ直ぐ正しく向かい合うこと、ま
2019 2019年霜月の日々 ~ 孫たちの七五三と還暦のお茶事
残暑の話題を交わしていますうちに、いつしか日が短くなり、木々も美しく色づいてまいりました。
孫の七五三をお祝いしました
孫娘は数えの7才、男の子は満5才ですので、一緒にお祝いし、下鴨神社へお参りしました。
息子達も、お宮参りや七五三には、下鴨神社へ詣でましたので、当時のことを懐かしく思い出し、
あの走り回っていました小さな男
2019年葉月の日々 ~ この世界の片隅に
今月、還暦のお誕生日を迎えました。
毎年8月の私のお誕生日を挟み、メディアでは、広島と長崎への原子爆弾投下の特集が組まれます。
夫の本籍地は広島ですので、私も結婚しましてから、広島が本籍地となりました。
今は亡き夫の両親は、原爆手帳を持っておりました。
お舅さんは、1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下されました翌日