2023年弥生の日々 ~ 神父さまの一周忌
マクドナル神父が帰天なさいまして、今月で1年になります。
早いものですね・・・
河原町教会では、30日の午前10時から、1年祭ミサが執り行われます。
神父さまは、生前、毎日、私たち家族のために祈ってくださり、また最期の入院時にも、
『あの世に行っても、祈り続けますよ』
と言ってくださいました。
『お迎えが来るのを楽
2023年如月の日々 ~ 芽吹きの香り
先日来、胸の痛むことがあり、気持ちが沈みがちですが、そうした中でも、季節は変化し、いつの間にか、日も少しずつ長くなりましたね。
早朝、外に出ますと、ほんのり空が明るくなり、空気の香りが変わっていますことに気づきます。
芽吹きの香りでしょうか。
昔の人は、この月を、『梅見月(うめみづき)』や『木芽月(このめづき)』という呼び名で表現されましたそう
2023年新年 ~ 癸卯の年
新年のご挨拶申し上げます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
今年の十干十二支は、癸卯(みずのとう)になります。
十干の癸は、
『種子が成長し、春間近で開花する直前』という意味を持つと言われております。
また、十二支の卯は、うさぎさんのことですが、この文字の本来の意味は、
『冬の門が開き、飛び出る』と
2022年師走の日々 ~ 今年を振り返り
師走に入りまして、『え、もう師走?』と驚き、一息吐く間も無く、暮れを迎えることとなりました・・・・・毎年同じことをつぶやいていますように思いますが・・・・・
今年は、この数年のうちでは、私個人にとりましては、比較的 穏やかな年ではありましたものの、それでも 悲しいこと嬉しいこと、色々ありました。
3月には、マクドナル神父が帰天なさいました。
夫 ...
2022年霜月の日々 ~ 鍼灸初体験
これまでの人生、スピリチュアルおたく、健康おたく(但し、スポーツ系は苦手)としまして、良いと聞くものは、一通り体験してまいりましたが、鍼灸は、未体験でした。
先日、小学校の同級生の妹さん、鍼灸師のHさんと、ご縁があり、家族の体調改善のためにと、出張施術をしていただきました。
その際、私も、せっかくですのでと施
2022年神無月の日々 ~ 失われた時を求めて
金木犀が香りはじめますと、子供の頃の記憶が蘇り、懐かしい気持ちでいっぱいになります。
香りにより記憶が蘇ることを『プルースト効果』と呼びます。
20世紀フランスの作家、マルセル・プルーストの大作『失われた時を求めて』の中で、主人公が、紅茶に浸したマドレーヌの香りをきっかけに、幼少期の記憶を鮮やかに蘇らせるとの描写から、そう呼ばれるようにな
2022年長月の日々 ~ 季節の変わり目と共に
『長月』の呼び名は、夜がしだいに長くなりますことに由来しているとの説があります。
9月に入りましても『残暑が厳しいですね~』と、常套句のように挨拶を交わしておりましたが、気付けば、すっかり朝夕の風は、秋の香りとなり、時に肌寒くもあり、虫の音に聴き入る日々となりました。
早朝、夫を送り出し、福ちゃんのお散歩に出ます時刻も、夏の間は、明るく爽やか ...
2022年葉月の日々 ~ お誕生日を迎えました[E:#x266A]
今月、63才のお誕生日を迎えました。
還暦を迎えたばかりのつもりでしたが、あっという間に、3年も経ちましたね。
この数年は、本当に、怒濤の日々でしたから、ある出来事は、もう遙か遠い昔の靄の中にあるように感じますし、またある出来事は、つい先日のようにも思えます。
人の記憶は、面白いものですね。
この写真は、産ま
2022年水無月の日々 ~ 梅雨の晴れ間
マクドナル神父が帰天され、今月末で3ヶ月を迎えます。
夫は、神父さまに最後に お会いしました時、別れ際に、
『ありがとうございました』
と言いかけて、ふと
『それでは、これで最期という感じがする』
と思い返し、
『また来ますね』
と、ご挨拶しました。
そのことを、今も悔いております。
やは ...
2022年皐月の日々 ~ マクドナル神父の形見
今年は、マクドナル神父が帰天なさいましたこともあり、お花見らしいお花見もせずに季節が流れ、ゴールデンウィークも、これといったイベントも無く過ごしましたが、いつしかすっかり、新緑の美しい景色となり、それを目にします度に、清々しい気持ちになります。
高校生の頃から習っていました華道の先生のお宅が、下鴨にあり、その行き帰りに、北大路橋から眺める川の景色が、とても好きでした。