2022年文月の日々 ~ 積翠園にて
今月はじめより、大きな事件や国政選挙が続き、一方で、感染症や戦争問題も、くすぶり続けておりますが、3年ぶりに、祇園祭、山鉾巡行が行われましたのは、嬉しいことでした。
お祭りは、古来より、人々が集まり、ウイルスや『気』を移し合い、免疫を付けることを目的としていたとの説があります。
ですので、『疫病退散』を祈願するはずの祇園祭が、いとも容易く中止となりまし
2021年葉月の日々 ~ お誕生日を迎えました・・・
今月、私は、62才のお誕生日を迎えました。
この写真は、産まれたばかりの私を抱く、62年前の母です。
親に反対されました学生結婚で、当時のインターンは無給でしたので、苦労をしましたようですが、この写真を眺めます度に、
『この世に送り出していただき、ありがとうございます』
との思いで一杯になります。
この数年、多岐にわたる数奇 ...
2021年皐月の日々 ~ 徒然なるままに
今年も、ゴールデンウィークは、新型コロナウイルス禍によります緊急事態宣言の中にありましたね。
昨年は、まだ情報も少なく、京都駅地下街もシャッターが降り、照明も落とされ、まるでゴーストタウンのようで、胸が痛みました。
それから1年以上も経ち、同じように緊急事態宣言が発令されましたが、営業なさいますお店もありますし、行楽地も人出が多くありましたよ ...
2021年卯月の日々 ~ 寝屋川とのお別れ
寝屋川のクリニックを閉院し、家主さまと、最後の立ち合いをいたしました。
2018年の8月に、この場所で、開院をいたしました。
クリニックの開院は、それまでの人生設計では想定外でしたし、寝屋川という場所すら知りませんでした。
その時期には、息子たちの『青天の霹靂』も重なり、クリニック運営に関しましても何の勝手もわからず、毎日が怒濤のように過ぎてゆきま
2021年弥生の日々 〜 人生の役割
しばらくぶりに、マクドナル神父さまを訪ねてまいりました。
94才の現在も、お身体は少し不自由になっていらっしゃいますものの、頭脳は驚くほど明晰で、記憶も、私よりはるかに、はっきりなさっていはります。
『心のともしび運動本部』の第一線からは退かれましたが、60年もの間、亡きハヤット神父さまと共に、宣教師として、清貧な暮らしを貫き、人々のために祈り続けてこ ...
2021年如月の日 〜 光と影は同義語・・・
夫は、毎朝、6時には家を出まして、7時15分頃には、天王寺のクリニックでスタンバイしております。
私も、週に1、2回は、同行いたします。
冬の間、朝6時頃に家を出ます時には、まだ真っ暗で、鬱な気分になりますが、節分を過ぎましてからは、ほんの少しずつ、そして確実に、陽の光が仄かに春に向かい始めていますことを感じます。
2021年睦月の日々 ~ 新年のご挨拶
遅くなりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。
世界中が、疫病に翻弄されました昨年でしたが、新たな年が明け、良い未来に向かいますことを願います。・・・・・・との思いを巡らせながら、日々のメディアの喧噪に胸を痛めておりますうちに、もう1月も下旬となりましたね。
今月は、夫と孫娘のお誕生日のお祝いをいたしました。
ふたりは同 ...
2020年師走の日々 〜 再思
今年は、年明けから、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され、伝統行事も、音楽祭やスポーツのイベントなども殆どが中止となり、大学生は学校に通えず、多くの飲食店をはじめといたします店舗や会社が事業の継続を諦めざるを得ないこととなりました。
季節感も無く、毎日のニュースに溜息を吐くばかりで、気が付けばもう、師走も半ばを過ぎ、月日の流れの速さに、ただただ驚くばかり ...
2020霜月の日々 〜 温かなあめ玉
先日出版いたしました拙著に、『丸の家のあめ玉』のお話しを書きました。
ふと思い付きまして、初めて『丸の家』を検索してみましたところ、Webサイトに、店主のかたの『あめ玉』への想いが綴られていました。やはり『温かなあめ玉やったんやわ~』と、胸がしくっと疼きました。ありがとうございます(追記)
おじいちゃんの『骨伝
2020年神無月の日々 〜 いくつもの新しいスタート
社会も、プライベートでも、慌ただしさに取り紛れておりますうちに、もうすっかり秋も深まりましたね。
金木犀の香りに懐かしさを感じ、ふと感傷的な心持ちになります。日の短さは、福ちゃんのお散歩で実感いたします。
夏の間は、朝5時半頃にお散歩に出ましても、朝日が明るく輝いておりましたが、今はまだ夜明け前、夕方のお散歩も、すぐに薄暗くなってしまいます。