2022年文月の日々 ~ 積翠園にて

20227

今月はじめより、大きな事件や国政選挙が続き、一方で、感染症や戦争問題も、くすぶり続けておりますが、3年ぶりに、祇園祭、山鉾巡行が行われましたのは、嬉しいことでした。

お祭りは、古来より、人々が集まり、ウイルスや『気』を移し合い、免疫を付けることを目的としていたとの説があります。

ですので、『疫病退散』を祈願するはずの祇園祭が、いとも容易く中止となりましたことは、本当に残念に思っておりました。

もちろん、エボラ出血熱のような凶暴な感染症でしたら別ですが、そもそもエボラのような強力なウイルスでしたら、移ってすぐに亡くなってしまいますから、さほど広がりませんね。

重傷者や死者が増えずに、感染が広がるということは、それだけ弱毒であり、普通の風邪と同じと考えるのが、冷静な判断でしょう。

日本では、毎日、約3700名もの人が亡くなっています。
COVID19とその変異株の死者は数人ですが、癌や交通事故、自死、さらにはご高齢のかたの肺炎球菌や誤嚥などでは、その何十倍、何百倍ものかたがたが亡くなっています。

その人たちの死を、社会は、これまで、全て取り上げて、痛みを共有してきたでしょうか。
その人たちの死因のために、経済や文化、教育を止めよと、要求してきたでしょうか。

世界の多くの国では、既に、COVID19とそれに続く感染症は、『普通の風邪と同等に扱う』ことになっています。

日本も、そろそろ、我にかえりましょう。

『1名のコロナ死も許容しないというのは、一見、きれいに聞こえますが』
https://twitter.com/mnhr_labo/status/1552495797404839938?s=11&t=85c8CLZeTES85hxIxhMjUA

『ん?』
https://twitter.com/kuu331108/status/1551440957010477057?s=11&t=2HbDSTIdHjdG4KKBoT1v0g

(追記)

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冒頭の写真は、『フォーシーズンズホテル京都』https://www.fourseasons.com/jp/kyoto/  のお庭、『積翠園』の池の風景です。

このホテルは、2011年に閉院しました東山武田病院の跡地に、建てられました。

東山武田病院は、私の実家が、2005年に、京都専売病院から、経営を引き継ぎ、その時に、このお庭の管理も受け継ぎました。

とはいえ、本体は病院ですから、自然のままの管理となっており、池には、たくさんの鴨や亀が生息していました。

もともとは、平安時代に、天台宗延暦寺別院『妙法院』のお庭として作庭されました。
諸説ありますが、『平家物語』(長門本)の『六波羅の項』の記述によりますと、積翠園は、かつて、平重盛の別邸『小松殿』のものであり、この池に配されました5つの石は、『夜泊石』(よどまりいし)と呼ばれ、港に船が出入りし、交易が行われる様子を現しているそうです。

いにしえの人々が、それを愛で、鑑賞し、歌など詠んだのでしょうと、思い浮かべるのも、面白いものです。

経営が、フォーシーズンズホテル京都に移りましてからは、訪ねるご縁がありませんでしたが、先日、母と一緒に訪れる機会に恵まれました。

母は、たいそう喜び、お庭に関する思い出話しに、花が咲きました。

かつてのあづま屋の代わりに、立派なお茶室が建てられていましたが、池や木々は、ほぼそのままの風情で、大切にお手入れされている様子でした。

昔、よく『いつの時代から住んではるんやろ~』と眺めておりました亀さんたちには会えませんでしたが、鯉や鴨が、以前の風景のように、心地よさそうに泳いでいました。

しばし、私たち家族にとりましての『かつて親族が平穏でした時代の記憶』を、母と満喫してまいりました。

ありがとうございます[E:#x1F377]

(追記2)

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『ヘルスビジネス』誌が、セミナーの様子を記事にしてくださいました。

ありがとうございます[E:#x1F340]

(追記3)

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孫娘は、夏休みを楽しんでいるようです。
浴衣が好きで、よくお友達と、浴衣でお出かけするようです。嬉しいかぎりですね[E:#x1F495]
男の子の甚兵衛さん姿も、よく似合っていますよ[E:#x1F499]

ありがとうね[E:#x1F3B6]

(追記4)

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今月の着物は、『涼感』がテーマです。
裏千家のお稽古には、水色の絽の着物に、海辺の波と貝を描いた、お気に入りの帯で。

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この帯は、パフで描いたような貝やヒトデや珊瑚が可愛らしいですね。
カジュアルな帯ですので、琉球絣の夏紬に合わせます。

夏の着物は、素材にヴァリエーションがあり、楽しみのひとつです[E:#x1F340]

(追記5)

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福ちゃんは、少し前から、ほぼ視力が無いようなのですが、気にするふうもなく、いつも朗らかです[E:#x1F49A]

通りすがりに、ちょっと撫でてあげると、嬉しそうに、顔を上げてくれます。
見えてはいないかもしれませんが、その笑顔に、私も胸キュンッとなります。

『可愛い!』という感情は、幸福ホルモンの分泌を高めます[E:#x2764]
『可愛い!』と思うことのできる日々に、感謝しています[E:#x2764]

もちろん、マナちゃんも、ラー君もね。

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真剣な面持ちで、お父さんのお肩をモミモミするマナちゃん[E:#x2764]

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そしてやっぱり、お兄ちゃんのお肩が大好きなラー君[E:#x1F499]

みんな、ありがとうね[E:#x1F3B6]