リアルな記憶の、再体験!
先日、社員の中で 唯一 子供を持つM君の 赤ちゃんへのクリスマスプレゼントを選ぶために、デパートのベビー用品売り場へ 行きました。(写真は、M君の赤ちゃんではなく、息子達の 昔の姿です。)
知人の 出産お祝いなどは、銀かピューターの写真立てに 決めていますので、ベビー用品売り場は もう長い間 覗いていませんでしたが、以前に比べまして 輸入品のカラフルなおもちゃや 便利グッズなど、ずいぶん 商品が増えており、「ヘェ~」と 感心しながら あれこれ見てまわりました。
ですが、エプロンやベビー服などは 基本的には 20年程前と ほとんど変わっておらず、懐かしい気持ちで 「よだれかけ」を 手に取って 眺めていました。
すると 突然、20年余り前に 息子達が使っていました よだれかけの、色柄、手触り、その臭いまでもが、まるで 今そこにあるように リアルに甦り、不意に 涙がこぼれそうになりました。
こんな場所で、着物姿のおばさんが よだれかけを手に 涙している・・・ といいますのは、あまりにも 挙動不審ですので、何とか こらえましたが・・・ (>_<)
たとえば、ある風景を目にしましたり、音楽を聴いたり、香りを嗅いだりすることにより、それにまつわる記憶が ほんわりと 胸に浮かぶということは よくあるのですが、こんなにも唐突に、そして リアルに、しかも 五感全てにおいて 当時の記憶が 再現される経験といいますのは 初めてです。
心理学用語で 「フラッシュバック」という言葉があり、これは 「 PTSDの定義でいう、過去の記憶が侵入する 再体験のひとつ」 とのことですが、この場合は 悪い体験によるショックが 原因ですので、それとは意味合いが 違います。 けれども、現象としましては、近いかんじですので、不思議な気分でした。
もしかすると、私の深層心理の中に 「子育てを やり直したい」 という願望が あるのかもしれない、と、ふと 心配になりましたが、少なくとも 表層心理におきましては、自分なりに 一生懸命やってきましたので、失敗や 反省、心残りな点も 多々ありますが、それも 魂の成長に 必要なことやったんやなぁ・・・ と、思えるように なっているつもりなのですが・・・。
その後、涙はこらえましたものの、かわりに 鼻が グスグスいってしまい、風邪をひいているふりをしまして 謝りながら、店員さんに お勘定を お願いしたのでした・・・(^_^;)。
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