信楽の秋

母の親友、小嶋克山先生の 作陶展を見に、信楽の工房へ伺いました。

今年は 残暑が長引きましたものですから、京都は まだ 紅葉が 今ひとつです。

Photo
Photo_2

信楽も きっと まだでしょう ・・・ と、道中 話しながら行きましたら、もう すっかり 秋の景色です。

透き通るような青空に 鰯雲、そして 紅葉のコントラストが とても綺麗!

Photo_3

お昼をいただきました料亭の玄関には、柿の枝と 菊の花が たっぷりと飾られ、美しい 秋の設えです。

E5b08fe5b68be5858be5b1b1e58588e79_2

Photo_4

工房も すっかり 模様替えされていまして、愛知や静岡など 遠方からも、ファンのかたが たくさんみえていました。

Photo_5

Photo_6

母が 一目で気に入りました 抹茶椀です。

珍しい 黄色い色は、二度焼きしてかけられましたもので、高台を見ますと 銘の上に 色がかかっていますのがわかります。 菊の花のようで 綺麗です。

Photo_7

こちらも 母が選びましたもの。

ラピスブルーの中に 金彩が まるで銀河のように浮き出ていまして、宇宙を感じます。

Photo_8

そして、玄関のアプローチに合いそうだからと 我が家のためにプレゼントしてくれました 梟の置物。

ミルク色と ふくよかなフォルムが、とても温かな感じです。

作家の 森村誠一氏が、克山先生を このように 評してはります(抜粋)。

「自分の全てを作品に投入できる作家は少ない。 それは求道一筋の道程にすら、社会生活中の夾雑物が 作者と作品の間に入ってくるからである。 克山氏は 全身全霊 焼物に完全に化体した。」

克山先生の たくさんの作品に触れさせていただき、信楽の 秋の景色と 綺麗な空気を満喫しました一日でした。

ありがとうございます。