2019年葉月の日々 ~ この世界の片隅に

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今月、還暦のお誕生日を迎えました。

毎年8月の私のお誕生日を挟み、メディアでは、広島と長崎への原子爆弾投下の特集が組まれます。

夫の本籍地は広島ですので、私も結婚しましてから、広島が本籍地となりました。

今は亡き夫の両親は、原爆手帳を持っておりました。

お舅さんは、1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下されました翌日、従弟を探しに、爆心地まで行かはりましたが、結局、消息はわからずじまいでした。

お姑さんは、広島中心地から少し離れた高須(私たちの本籍地)で、電車に乗ってトンネルの中にいはりましたので、直撃を免れましたが、その瞬間、火傷をしたかと思ったほど熱かったと語っていはりました。
お姑さんのお姉さんは、『黒い雨』を浴び、下痢が止まらず、数日後に亡くなりました。
当時は、理由がわかりませんでしたので、腸チフスと診断されましたが、原爆症でしたのでしょう。

夫は、被爆二世なのです。

『この世界の片隅に』という映画を観ました。
https://www.youtube.com/watch?v=kczb7IJJg0g

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%89%87%E9%9A%85%E3%81%AB_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

お舅さんお姑さんの声で聴いていました懐かしい、優しい広島弁に癒されつつも、戦争の不条理さ、その中でも日常生活を懸命に生きる人々、そして原爆の非人道性、をあらためて思い、胸が締め付けられるような痛みを感じました。

人類は、核爆弾など持ってはいけない!

そして、原子力発電所も、一旦事故が起きましたら、核爆弾と全く同じもの、人の力で収束することなど不可能なのですから、絶対に人類が扱ってはいけないものだと思います。

それを、未だに推進しようとする人々は、もはや狂気の沙汰としか思えません。
人は、目先の利益に目が眩むと、何故にレミングス状態になってしまうのでしょうか。

個人的問題におきましても、現在進行形で、そのような体験をしていますので、切ないような虚しいような、胸の疼きを感じます。

それでも、この映画を観終わりました後には、一筋の風が吹いたような、かすかな仄明るさを感じました。

パンドラの箱が開けられましても、最後には『希望』が残ります。

次世代に希望を繋げますよう、私たちの世代が希望を捨ててはいけないとの思いを留めました。

先述のように、私は、今月還暦を迎えましたが、昔の人は、還暦を期に、その後は『余生』としまして、『ご隠居さま』の立場で過ごされることが多かったのかもしれません。

現代社会では、寿命が延び、社会環境も変わっていますし、いろいろな意味で、穏やかなご隠居さま生活のできるかたは、少なくなっていますのでしょうね。

現代に生きる私は、還暦を新たな人生への『蘇り』、次のステージへのスタートとしまして、次世代のために、そして来世のために、役立つ生き方ができればと願っております。

Peace of I

http://yumih8.cocolog-nifty.com/1000winds/2008/07/post_e3c6.html
2008年に、呉へ、親戚を訪ねて行きました時の記事です。

(追記)

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長男一家は、先日、愛媛県宇和島市へと、家族旅行に行きました。
私の父方祖母のルーツとなります土地です。

私は、じつはまだ一度も行きましたことがありませんが、息子たちは、親戚のかたに、たいへん良くしていただき、宇和島を満喫して帰ってまいりました。

透き通った美しい海に、孫たちは、大喜びでしたようです[E:#x2764]

海の幸山の幸にも恵まれ、またその昔には交易でも栄えた土地柄ですので(父方祖母は、旧姓は河野、河野水軍の末裔です)、伊達家のお屋敷やお城も残っており、美しい町並みで、息子たちは、『もっと近ければ、毎月でも行きたい』と、すっかり愛着を持っておりました。

地元のかたがたにも、会う人会う人、親切にしていただいたと話しておりました。

ありがとうございます[E:#x1F340]

(追記2)

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6月に撮影しました着物雑誌の献本をいただきました。
お嫁さんと一緒に、恥ずかしながら、モデルデビューです[E:#x1F46D]

(追記3)

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今月の福ちゃん
若い猫さんたちと一緒に、元気にはしゃいで、食欲も旺盛なのですが、何故かいっそうスリムになってきましたので、心配しています。
もともとの体質と、やはり老齢化のためかもと、少々寂しい気持ちにもなり、毎日、『ずっと大好き』『うちの子になってくれて、ありがとうね』と抱きしめています[E:#x1F49A]

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そして、マナちゃんは、福ちゃんとは逆に、どんどん大きくなり、最近では、抱っこするのにも、ずっしりと重みを感じます。
まぁ、こんなに無防備に安心して過ごしてくれるようになりましたのは、嬉しいことですね[E:#x1F49A]

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ラー君は、またマナちゃんとは逆に、身体も子猫サイズのままで、あまり太りもしません。

ちゃんと食べていますし、推定1才3ヶ月くらいになりますから、もう成猫ではあるはずなのですが・・・あいかわらず高い所が好きで、中身も、いつまでも甘えん坊の子猫さんのようで可愛らしいですね[E:#x1F49A]

ありがとうございます[E:#x1F49E]

(追記4)