五山の送り火2015 The traditional event in Kyoto.2015
昨日は、京都・五山の送り火、お盆の最終日でした。
Yesterday was a traditional event in Kyoto.「Sending
fire of Kyoto and five mountains」
お盆で現世に来てはりましたご先祖さまの魂が、あの世へ還って行かはるのを、送り火を焚いてお見送りします。
To send the spiritual world ancestor’s soul that had come to this
world during Bon Festival, this fire is burnt.
毎年その年ごとの思い出があります。
子供の頃は、お盆休みも無く働いていました両親と、まだ健在でした祖母や、住み込みの人達とともに、点火時刻に合わせて自宅の屋上に上り、建物の黒いシルエットの隙間から小さく見える送り火を眺めていました。
私が成人しました頃には、世の中は好景気に沸き、毎年家族揃ってドレスアップし、リーガロイヤルホテルの最上階・回転レストランでディナーを楽しみ、ワインを飲みながら、レストランがゆっくり一周まわる間に、五山全ての送り火を鑑賞するというスタイルになりました。
やがて、結婚後は、その会に、お舅さんお姑さんも ご一緒するようになり、息子たちが産まれ、弟たちの家族も増え・・・
そのうちに、家族のみならず、その年々にご縁のありましたお客さまもお招きするようになり、どんどん人数が増え、にぎやかなパーティーとなりました。
しかしやがて、祖母が亡くなり、お姑さんが亡くなり、お招きしていましたお客さまも何人かのかたが故人とならはりました。
だんだんと実家の家族もばらばらになり、いつしかそのスタイルは変わり、7年前からは、母が数人のお客さまを、グランヴィアホテルのフレンチにご招待し、静かに送り火を鑑賞するという会になりました。
私は、そこからも離れ、昨年からは、自宅で孫たちと過ごすようになりました。
https://xn--1lqy4i90xvwkt27a.com/holy-bell/2014/08/17/post-475/
こうして昔からのこの日を思い浮かべますと、あぁ私の今生の人生にも、色々な歴史があったんやわ~と、じんわりと胸が熱くなります。
幸せなことに、長男夫婦は、真面目で信心深いですので、今年も、お寺さんにお盆のお勤めに来ていただく手配をしてくれ、息子とは奇遇なご縁の、英月さんに法要していただきました。http://ameblo.jp/eigetsu5/
この写真は、この年だけ訳ありまして、リーガロイヤルホテルの会に参加せず、自宅近くの河原でのお祭りに、息子たちと出かけました時のものです。
何故かこの年だけ、橋の付近に屋台が出て、盆踊りの櫓が組まれ、賑やかでした。
そしてその日からもう26年、
送り火はこれからも毎年続いてゆくでしょう。(そう願います。平和である限り。)
過去の記憶、縁あった人々を想うと同時に、来年の今日、未来の今日に希望を託す、ひとときとなりました。
そして、たくさんの思い出を浄化することができました。
ありがとうございます♪♪♪
(追記)
この子の表情・笑顔に、涙が出ます。
このような医学の進歩は、素晴らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UUP02yTKWWo
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