クリスマス茶会2013

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主人が、神父さまに宛てましたクリスマスカードにて、ご挨拶させていただきます。

(ご挨拶)

中東の寒村、貧しい馬小屋の中で、「全能全知」しかも「万軍の主」であり「万物の造り主」 である「神」が無力な赤子としてこの世にお生まれになられた。
しかも、人類の救い主とし て。

イスラエルで冬に雪が積もるのかどうか詳しくは知りませんが、降り積もる雪のイメージ が重なると、さらにいっそう不思議で、美しく、しかも文字通り「救い」のある物語だと思 います。

この年令 (とし) になると、人は、結局は「物語」の中に生きていると感じることが多くなりました。

楽しい物語、悲しい物語、自分で書いた物語、人に書かれた物語など、いろいろな「物語」 があるようですが、今、どんな「物語」を生きていたとしても、この季節、束の間のあいだだけでも、子供の頃からクリスマスに描いてきた楽しい物語の中に心を遊ばせることがで きるなら、それも「救い」の一つではないかと思う今日此の頃です。

ということで改めまして、 Merry Christmas!!

クリスマスの楽しみ喜びを一つの糧として、「every word that comes from the mouth of God」を自分の「物語」に1語でも多く編みこんでいくよう日々精進したいものです。

今年はお世話になりました。

来年も幸多からんことをお祈りいたします。

May God be with you.

2013年12月21日

橋本 惠
由美

さて、今年も、ささやかなクリスマス茶会をひらきました。

いつものように、身内と親しい友人だけの、ごくカジュアルなものです。

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お軸は、「日々是好日」(高野山406世・森寛紹管長が、米寿の記念に書かれたもののようです)

今年も無事に、師走を迎えることができましたことに、感謝を込めまして。

お花は、洋風の花器に、蝋梅と白玉椿、名前はわかりませんが、ごく小輪の赤い椿をいけました。

お香合は、タイのお土産。キラキラして クリスマスらしいからと、友人が 持参してくれはりました。

そして、お待合のお床には、ムリーリョのマリアさまの御絵のレプリカを掛けました。
友人からいただいきましたものです。

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お菓子は、紫野源水の 雪餅を、LENOXの、今年のクリスマスプレートに盛りつけました。

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お干菓子は、雪だるまやベルなどで、可愛らしく。

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お茶碗も、とりどりに。

主茶碗は、五代・小川文斎作のもので、お湯を注ぐと、底の銀彩が、ぱーっと光を放ち、美しく浮き立ちます。

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西村利峰作の、このお茶碗は、「月」と銘されています。

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信楽の 小嶋克山先生の、雪だまりのようなお茶碗は、静かな聖夜を思わせます。

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桂窯の檜垣青子さん作の、可愛らしいお茶碗は、いずれ 孫娘が喜びそうです。

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ドレスコードもクリスマスですから、銘々それに因んだ帯やアクセサリーで。

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お嫁さんと私も、聖夜のキャンドルと、ベルの帯で。

今年も、皆が仲良く こうして集えましたことに、心より 感謝いたします。

ありがとうございます。

(追記)

屋根裏部屋の整理をしていまして、息子たちが 幼稚園の頃に作りました クリスマス飾りを見つけました。

今年は、華やかな飾り付けをせず、これらの懐かしいものだけを 置いてみました。

ありがとうございます。

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