2011年  裏千家のお初釜♪

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裏千家のお初釜に 寄せていただきました。

今年は 卯年とのことで、兎をモチーフにしましたもの、また 勅題が「葉」ですので、葉をイメージしましたお道具が 多く設えられていました。

最初の ゛お薄席゛では、軽いお干菓子で一碗いただきました。

外国のお客様がたと同席となり、お正客の 羽織姿も堂々とされた恰幅の良いかたが、流暢な日本語で 半東の業躰先生と ご挨拶をなさっていはりました。

今回のお初釜で、いくつかのお道具にありました 「竹生島」は、琵琶湖のきらきらと輝く波と、月からおりてきましたような兎の、定番のモチーフの呼び名です。

このお席でも、゛楽゛さんの この模様の鮮やかな水さしが使われていました。

また、白兎の赤い目は、「邪気を払う」とされ、厄除けにもなる 縁起の良いものですと、次の゛本席゛で お濃茶を点ててくださいました お家元が お話しされました。

本席のお菓子は、例年 ゛道喜さん゛の花びら餅。 柔らかな ぎゅうひの中に、甘く煮た牛蒡と 白味噌が包まれています。

白味噌が とろとろですので、上手にいただきませんと、流れ出て こぼれてしまいます。何度か経験し、ようやく コツを覚えました。

本席では、お濃茶の後の お謡いと鼓の演が 恒例となっています。 今年も、「猩猩」を一曲 お聴かせいただきました。

鼓の音色は、自然に背筋が伸びるような霊力がありますね。

続いては、懐石の宴。 写真にもあります干支の盃に、熱い日本酒を注いでいただき 祝杯をあげます。

甘く口当たりの良いお酒で、温かさも手伝い ついつい注いでいただくままに・・・・・。何という銘柄のお酒かは、毎年 お尋ねすることができずにいます。

大きな朱塗りのお椀に、たっぷりと盛られました 鴨団子入りのお雑煮も 例年通りで、これだけでも お腹がいっぱいになってしまいます。

それでも、最後の お薄席で出されます 蒸し立ての 温かなお饅頭は なぜかすんなりと いただけます。

女性としましては、皆様の装いを眺めますのも、楽しみのひとつ。
今年は、やはり 兎の柄の 帯や着物のかたを何人か お見受けしました。

私は、ピンクベージュの紋付き訪問着に ゛光琳の紅白梅図紋゛を模して織り出しました帯を 締めてみました。

もう20年以上前のものですが、毎年 お正月には 締めたくなるものです。

配られましたお扇子には、「富貴長寿楽」との お家元の書が写されています。

数々の 美しいお道具を拝見させていただき、美味しく お茶やお料理をいただき、約3時間余りの お初釜。 今年も楽しく終えました。

まさに 「富貴長寿楽」のように 生きられましたらいいですね(^-^)。

ありがとうございます。