祇園祭の「しめ縄切り」と「辻回し」を、ちょっとだけYouTubeにアップしました(*^_^*)

京都では、7月を迎えますと 街中に お囃子の音色が流れ、浴衣人口が増え、何とはなしに 気持ちがそわそわします。

山や鉾町の人達は、準備で忙しそうにされ、あちらこちらで お釜が掛けられ、お茶会が催されます。

そうして、17日には クライマックスの山鉾巡行が行われるのです。

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巡行の順番は、毎年 くじ引きで決められますが、先頭だけは必ず、お稚児さんの乗りました 長刀鉾が勤めます。

しめ縄切りの瞬間を、動画でYouTubeにアップしました。

 http://www.youtube.com/watch?v=tqDHpPOtoOs

お稚児さんは、毎年京都在住の男の子が選ばれます。

10数年前に 甥が勤めましたが、選ばれました時から 「神様の名代」となりますので、食事や入浴に至るまで 色々な制限が課せられますし、お祭りの期間中 形式的に 鉾町のかたの養子となります。

当時は、何かと大変でしたが、今となりましては いい想い出です(^_^)。

また、山鉾に飾り付けられました胴懸を眺めますことは、毎年の楽しみのひとつです。

例えば、旧約聖書の一場面を描いた500年前の綴れでありましたり、インドやペルシャのアンティークカーペットでしたり、中国の段通でしたりするのです。

「え?祇園祭って、神社のお祭りとちがうのん?」と驚かれるかもしれませんが、この懐の深さが いかにも日本的といいますか、京都的といいますか、なかなか良いもんやなぁ~と 思っています。

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「月の沙漠」を織り上げました 情緒豊かな胴懸は、日本を代表します日本画家・平山画伯の原画からのものでしたと思います。

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また こちらは、「トロイの陥落」を描きました 16世紀のカーペットが掛けられていますが、山に載っていますのは、唐の詩人・白楽天が道林禅師と問答をしている場面の像です。

古今東西、神道仏教キリスト教イスラム教・・・・・何と おおらかなことでしょう♪

そして、「辻回し」も 見所のひとつです。

http://www.youtube.com/user/yumih8

今回は、小さな山のものしか撮れませんでしたが、やはり一番迫力がありますのは、長刀鉾の辻回しです。

お稚児さんと、そのお父様お祖父様、お囃子方の人達が たくさん乗っていはります 高さ22メートル、重さ12トン程もあります鉾を、回す技術は 独特のものです。

他のかたのページですが、とてもわかりやすいですので、リンクさせていただきます。↓

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100718_gion2010_jyunko/

それにしましても、つい先日 お囃子が流れ始め、「あ~いよいよ夏やなぁ~」と感じましたばかりですのに、あっという間に 山鉾巡行も終わり、気づきましたら もう月末。

月が変わりましたら、間もなく 暦の上で 立秋を迎えます。

月日の流れが まさに 光陰のように感じられますのは、年のせいでしょうか・・・・・・・(-_-)。

賑やかなセミの声も、何とはなしに 寂しげに聞こえます 今日この頃です。