梅雨の京都

先週末、インターネットのSNSで知り合いました、Kさんご夫妻と Hさんが、京都へみえました。

Hさんは 女医さんで、亡きお母様が、私の母と 50年以上前に 関西女子医大(現在の、関西医科大学)の寮で同室でいらっしゃったことがわかり、驚きました。

医師としてのお仕事をなさいながら、医療過誤問題に取り組み 問題提議をすることに、人生をかけていはりました Hさんの お母様。

母に、いただきました ご著書を届け、その話しをしますと、懐かしむとともに 「ご存命のうちに、再会したかった。」と 溜息をついていました。

Kさんは、80年代90年代を、主に 自動車メーカーの工場建設コンサルティングのために、欧米で ご活躍されました。

日本の大手全社はもとより、GMやフォードも手がけられたそうです。

世界の政治経済を動かす 深い部分のお話しは、私達の知らない世界のことで ただただ感嘆・・・・・・。

最初に、実家の 嵯峨野の家で、お茶を一服 お点て出ししました。

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前日の大雨で、庭の緑は しっとりと水分を含み、まさに したたるような美しさ。

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天気予報は この日も雨でしたが、降ることはなく、風の爽やかな ちょうど良いお天気でした。

その後、積翠園(しゃくすいえん)へ。

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その昔は、平清盛の嫡男・重盛の別邸で 「小松邸」と呼ばれ、当時の貴族が この池に船を浮かべて遊んだと言われています。

池に並ぶ5つの夜泊石(よどまりいし)は、不老不死の妙薬を積む宝船を表しているそうです。

その後、妙法院門跡のものとなり、どういう経緯か、戦後 専売公社の所有となりました。

池のほとりに、専売病院が建っていましたが、今は 東山武田病院として 運営されています。

この時代の庭園が ほぼそのまま残っていますのは、希少とのことですが、公開されていませんので たまに 患者さんがお散歩していはりますくらいで、静かな佇まいです。

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もう何年も ここに住んでいます このゴイサギは、よく 置物と間違われますが、この日は 羽ばたいてみましたり よく動いてくれました。

この池には、大きなコイや カメも たくさん住んでいます。

カメは長生きするそうですから、もしかすると 重盛の船遊びを見ていたかも・・・・・と、想像してみますのも 面白いものです。

その後は、Kさんが 予約してくださっていました、ホテルオークラのピトレスクで ご馳走になり、恐縮しました。

みな様、お車でしたこと、主人は 昨年より 断酒していますこととで、お水での乾杯となりましたが、先述の 「世界の深い部分のお話し」をはじめ、私達の大好きな ユングからシルバーバーチ、スウェーデンボルグ、歴史の裏話しまで、尽きることなく 脳をフル回転させての、あっという間の 数時間でした。

インターネットから発しました ご縁に 感謝。 ありがとうございます。