哲学の小径

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花冷えが続いていました京都も、昨日から 急に ぽかぽか陽気となりました。

昨日の朝は NPO京都文化企画室のお手伝いで、銀閣寺台にあります 舞踏家・西川充理事長の お宅へ。

銀閣寺台の坂を下りますと、すぐに 銀閣寺道、そして 哲学の小径へと 続きます。

お手伝い終了後、あまりの陽気と 桜の美しさに誘われまして、ついつい ふらふらと散策 ・・・・・・。

「哲学の小径」の 呼び名の由来は、西田幾太郎に代表されます 京都学派の 近代哲学者達が、思索を重ねながら 歩きましたことと聞いています。

そして この桜並木は、画家・橋本関雪が この地を愛するゆえに、大正時代に植えましたものだそうです。

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その 関雪のお住まいでした 白沙村荘は、先日の火事で お茶室は焼けてしまいましたが、お庭は このように美しく 残っています。

http://www.kansetsu.or.jp/

哲学の小径に、私は 特別の思い入れがあります。

学生結婚でした両親は、お金が無く、私が 幼稚園にあがる頃まで この近くの借家に住んでいました。

お風呂は ありませんでしたので、お風呂屋さんへ 通っていましたが、この砂利道に伸びる 自分の影を 面白く眺めながら、「か~ら~す~ なぜなくの~♪」と 歌い 歩いていましたことを、今も おぼろげに 覚えています。

春は 桜、そして 夏は 蛍が たくさん飛んでいました。

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今は すっかり観光名所となり、お土産物屋さんや お洒落なカフェが並び、びっくりするほどの 人の波ですが、砂利道は あの頃のままです。

人の波に とまどいながらも、久々に 哲学の小径を 端から端まで 歩いてみました。

昔のことを回想しつつ、幸せな時間でした。

ありがとうございます。

(追記)

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お手伝いに行きましたのは、充さんの舞踊見学後、着物に着替え 茶道体験をしていただきますという いつもの企画ですが、昨日は イスラエルからの 年配のご夫婦9組で、みな様 物静かで 上品で 仲睦まじく ほほえましい思いで ご一緒しました。

写真は 先月の ペンシルバニア大学の学生さんです。

お若い方達ばかりで、着物姿に ワイワイと 大はしゃぎでした(^_^)。