青蓮院門跡の初護摩宗法  2009

昨日は 青蓮院門跡寺院の 初護摩宗法に お詣りをしました。http://www.shorenin.com/

美しいお庭も うっすらと白く雪化粧するほどの 寒い朝でしたが、お堂の中は もっと寒い!!!のです。

毎年 寒さに苦労し、次こそは しっかり暖かくしていきましょうと思いつつ、それを上回る寒さです。

帯の間に ふたつも(前と後ろ)カイロを入れ、首はショールですっぽり覆いましたが、膝から下が 手薄でした(^^;)。

凍えそうなほど すっかり冷えてしまい、来年は 膝や足の裏にも カイロを貼って行きますことを 決意したのです・・・・・・。

それでも お護摩の火が燃え上がっています間は いくらか火の温度が感じられ(前から2列目にいましたので)、お経と銅鑼の音に合わせ 次々とくべられていきます 護摩木やお札、色々に形を変えながら 燃え上がります火を 懸命に 見つめていました。

ご門主様の法話は 「無常」 と 「刹那」 についてでした。

仏教では 「無常」ということを説きますが、これは 何事も 常に続くものではないということ。 そして 一瞬一瞬の時は 「刹那」 と言います。

この 「刹那」 は 二度と無い時であるという事を思い、大切に生きなければならないと お話しなさいました。

以前読みました 「パワー オブ ナウ」 の考え方も この事そのものですね。http://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%84%E3%81%BE%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E7%9E%AC%E9%96%93%E3%80%8D%E3%82%92%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99-%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4198617112

つまり 過去でも未来でもなく、「今この瞬間」を 一生懸命大切に生きなければなりません・・・・・ということです。

例えば 食事をしています時には、「食後は何しよう。」などと考えず、ただ 一生懸命 「美味しいなぁ」 と 感謝しつついただく。

お掃除をしています時も、ひたすら 目の前のものを 綺麗にすることだけに 集中して行う。

誰かと会話しています時には、ただその人と 「一期一会」の気持ちで 接する。

何も心配せず、邪推もせず、今なすべきことのみに集中することの積み重ねが 精神レベルを高めるのです、という考え方です。

雑念を持たず、心配も邪推もしないといいますのは、なかなか難しいことですが、私も できるだけ そうありたいと 心がけてはいます(^_^)。

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ところで 寒い寒い 護摩宗法の後には、私の大好きな 蓮の襖絵のあります広間で 熱いおぜんざいをいただきました。

もちろん ただひたすら おぜんざいをいただくことに集中しまして 感謝しつつ お腹に入れました(*^_^*)。

ありがとうございます。

(追記)

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いつ眺めましても 美しい 青蓮院の襖絵です。

蓮とともに ユーモラスな蛙や亀、蜻蛉などが 一色遣いで描かれています間もありますが、この鮮やかな 色遣いの絵の間が 一番好きな場所です♪