薬師寺  安田暎胤管長様と  永平寺へ♪

「薬師寺の安田さん(暎胤管長様)から、来週の水曜日に 永平寺にご挨拶 に行くから ご一緒しませんか、て 言うてきはったんやけど、めったに無い機会やし 何をおいても行こうと思うの。一緒に行ってくれる?」

と、母から 先週 電話がありました。

その声が とても明るく弾んでいましたので、「日帰りなら、何とか予定を入れるし。」と 同行することにしました。

母は、この春108才でお亡くなりになりました 前・永平寺管長・宮崎禅師様を 大変お慕いし、毎年2~3度 お目にかかりますのを ライフワークのようにしまして 楽しみにしていましたので 安田管長様のお誘いが よほど嬉しかったようです。

そして 昨日、朝7時に京都を発ち 車で永平寺に向かいました。

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午前10時前には 到着。 空気が 驚くほど 澄んで冷たく、もうすっかり 今年の夏も過ぎてしまったんやなぁ~と 少し胸が キュンとなりました。

面会予定でした 永平寺の現・管長様は、あいにく 急用でお会いできませんでしたが、南沢副管長様、大田鑑院導師様が お話しくださいました。

このお二人とは 母は 以前から面識もありますので、和やかな時間をいただきました。

安田管長様に同行されましたかたは、今度 インドに建設されます施療院の図面を 副管長様に 説明なさっていまして 私も 興味津々で 耳をそばだてていました(*^_^*)。

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「不老閣」のお部屋での 記念写真です(^_^)。

ここは 豪華ではなく 華美でもありませんが、とても素晴らしいお部屋です。

4メートル近くあるかと思われます天井は、色をかけていません 御台杉の木目が それはそれは美しい格天井です。

大きな引き戸も 同じく 自然の色のままの 木目の美しい御台杉で、清々しいものです。

梁の釘隠しには 永平寺の御紋・久我りんどうを型どりました 真鍮(多分)が あしらわれています。

床は 上品なグレージュのカーペット。

そこに 一人ずつ用の モスグリーンのモール織りの布を張りました椅子と 猫足の小テーブルが置かれています。

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不老閣へは いつもの 時代物の 手動エレベーターで。

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この後、安田管長様は 別の工房で 黙々と たくさんの書を書かれ、母にも 一枚くださいました。

「これは宝物(^o^)。」 と 大喜びの母でした。

帰路は 安田管長様とご一緒し、京都へ着きましたのは 7時半頃。

管長様は、そこから お一人で ボストンバッグを下げ 近鉄電車で奈良へ お帰りになりました。

この様な立場のかたでしたら、必ず お荷物持ちのかたが付いていはりますが、安田管長様は こだわりの無いかたのようで たいていは ご自分でお荷物を持たれ 移動されますそうです。

ありがたい方々に お会いすることができ、また 親孝行にもなりまして 有意義な一日でした。

ありがとうございます(^_^)。