祇園祭の山鉾立てが、始まりました。

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17日の巡行に向けまして、今日から 山鉾立ての作業が 各町始まりました。

7月に入ります頃から、京都の街の あちらこちらから、お囃子の音色が流れてきます。

商店街やデパートで流されています音楽も お囃子に変わり、

「あ~もう祇園祭の季節やなぁ~。今年も 半分、無事にこれて良かったわ~。」 という気分になります。

今年は 巡行のスタートの 綱切りのお役を担います お稚児さんが、何年ぶりかで 鉾町から選ばれましたそうです。

もともと お稚児さんは、鉾町から選出する決まりでしたが、近年は 子供の数が減りましたり 諸々大変なことがありますので、なかなか候補者選びが 難しく、他から選ばれますことが 多いのだそうです。

11年前には 甥が お稚児さんを 務めまして、その時には 鉾町の家と 養子縁組をします ゛結納の儀゛ が 最初に執り行われ、お祭りが終わりますまで 「鉾町の子」になっていました。

また 人選に当たりましては、3代以上 京都に住んでいる人の息子(つまり4代目以上)でなければならないそうなのですが、私の両親が 愛媛から出て来まして以来ですので 弟は2代目、甥で やっと3代目となります。

そこで 苦肉の策としまして、母の父親が 若い頃 京都で開業していましたことを ポイントとして換算していただき、皆様の 了承を得ましたと聞いています。

それでも あまり難しいことばかり言っていましては、継承の目的が果たせないことになってしまいます。

先日、鉾町のかたが、

「一時は、お祭りの担い手が どんどん減って モチベーションが下がってきたものの、最近 鉾町にもマンションが 次々建つようになり、そこには若い人や外人さんも多く、その人達に 声をかけると、結構 一生懸命参加してくれはって、まぁ 世の中 変わってきたもんやけど、案外 それも良しとせなあかんなぁ~。」

と 言ってはりました。

何事も 最初から否定するのではなく、受け入れることで また新たな展開もあるのでしょうね(^_^)。