幾松
昨夕は、今年初めての ゛床゛ へ行きました。
.jpg)
立命館大学情報学部・助教の O君と、京大情報学科・ドクターの H君、そして うちの会社のチーフ達とで 「幾松」の床で ミーティングです。
この建物は 200年程前に建てられましたもので、当時は 長州藩が所有し、幕末には 倒幕のための ミーティングの場になっていました。
もちろん、私達のミーティングは 平和的なものです(^^)。
.jpg)
家屋内に作られました 鯉の泳ぐ池を渡りまして 向こうに見えますのが、桂小五郎と 愛人でした名妓・幾松の 有名なエピソードの舞台となりました お部屋と言われています。
照明器具が付けられましたのと 吊り天井の重石が撤去されました以外は、ほぼ 当時のままなのだそうです。
新撰組と 一戦交えようとしていました小五郎を、幾松が 自分の長持の中に隠れるよう 促します。
その直後に 新撰組が踏み込みました時には、幾松は 何食わぬ顔で 長持の前に座り 三味線を弾いていました。
長持の中に 桂小五郎がいるはずだとみました 近藤勇が 蓋に手をかけますと、幾松は 三味線のバチで その手を払いのけ、
「この長持は うちのもんどす。 これほど屋敷内を改めて 私に恥をかかせた上に、もしも この長持の中に どなたもおへんどしたら、近藤はん、この場で 腹を切ってくれはりますか。 その覚悟が おありどしたら、どうぞ 改めておくれやす。」
と、顔色ひとつ変えずに言いました。
その度胸に 感服し、近藤勇は 刀をしまい、また 部下にも しまわせまして、
「噂どおりの たいした女よ。」
と 言い残して 立ち去りました。
この時、幾松が 体を張って守りました 桂小五郎は、後に 木戸孝允と改名し、明治政府の 初代閣僚となり、幾松は 木戸松子夫人となりました。
・・・・・と、この中に 小五郎さんが 隠れてはったのですね。
.jpg)
.jpg)
.jpg)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません