春の永平寺詣で

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今年初めに 永平寺第78世貫首の 宮崎禅師様が、108才で お亡くなりになりました。

母は 毎年1~2度 永平寺へ詣で、宮崎禅師様に お目にかかりますのを とても楽しみに、また 人生の節目にもしていましたようです。

禅師様から いただきました 美しい瑪瑙のお数珠を 宝物にしまして、いつも肌身離さず 持ち歩いています。

ですので、お亡くなりになりましたと聞き、とても落胆し そして一刻も早く お詣りがしたいと願っていましたが、皆のスケジュール調整がつかず、ようやく 昨日の日曜日に 日帰りで行くことができました。

前の晩から うちへ泊まっていました母と、主人、父の代理のY原氏、そして 運転してくださいますMさんとで、朝 下鴨を出発。

道路は すいていまして、約2時間半で 永平寺へ到着しました。

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まずは 門前の茶店で一服。

この おぜんざいは、お餅の代わりに 永平寺名物の 胡麻豆腐が 入っています。 三温糖で炊かれました小豆は ひかえめな甘さで とても美味でした。

境内は 丁度 第3世・徹通禅師700回忌の 法要期間中で にぎわっていました。

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木々の新芽が美しく、空気がきれいです。

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前回訪れました時には 修復中でした 四天王像も、このように鮮やかに。

宮崎禅師様のために お祈りをしました後、ご紹介くださいますかたがありまして、第79世貫首・福山禅師様にも ご挨拶をさせていただきました。

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いつものように、日本最古といわれます この手動エレベーターで 「不老閣」へ上がります。

また、その後 大田監院導師様と お話しをさせていただきましたが、その中で 「星野村」の お話しが出まして びっくりしました。

星野村の 山口氏とは、私が インターネット初心者の頃からのご縁で、また 昨年は 村議会議員にも 当選しはりました。 このブログの マイリストにも 入ってくださっています。

監院導師様は、星野村に継承されています 「原爆の火」を アメリカまで運ばれ、原爆が製造されました場所で その火で 折り鶴を燃やされ、

「人間にとって、火は 大切なものであるけれども、このような使い方をしてはいけない。」と 訴えはりましたそうです。

星野村のお話しが出まして びっくりし、そして 原爆のお話しが出まして また驚きました。

主人の両親は、広島の出身で 原爆投下直後の焼け野原を 目の当たりにしています。

私は もちろん 核兵器には 絶対反対ですし、核保有国が 新たに持とうとします国を 非難しますのも、何か変やなぁ~ と、いつも思っています。

そのような意味でも、意義深いお話しを聞かせていただきました。本当に ありがとうございます。

(追記)

お詣りの帰りには いつも 「幸屋」(さちや)という お豆腐屋さんで お昼をいただきます。

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お豆腐、胡麻豆腐、湯葉、おからを中心にしましたヘルシーランチです。

高野豆腐の天ぷらが、まるで白身魚のようで 美味です。

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豆乳を温めて 目の前で作っていだきます お豆腐です。

爽やかな春の 良い休日でした♪ ありがとうございます。