裏千家・今日庵のお初釜 2008

今年も みこころ会メンバーとしまして 今日庵の お初釜に出席させていただきました。
数年前は 先輩方について行きますだけで よくわけもわからないまま終わってしまいましたが、ようやく パターンもわかってきましたし マイペースで楽しませていただきました。
最初は 本席で お濃い茶をいただきます。
大広間に 大人数ですので、お家元のお点前は 遠くてよく拝見できませんが、お話しは聞き漏らしませんよう しっかり耳をすませ ・・・ と思いつつ、ついつい 美味しいお菓子に集中してしまいました(^^;)。
道喜さんの花びら餅は 本当に美味!
中の味噌餡が柔らかく いただきにくいのですが、私はもう コツをつかんでいます(^o^) ・・・ というほどのことでもありませんが ・・・ 。餡が流れ出ませんよう お餅の一方を 少し折り返すように しっかりと持ち、反対側から パクッと いただきます。
そして お濃い茶は 「壺中の昔」。甘みが強く とても美味しいお茶です。
今年は 子の年ということで ネズミに関連しまして 俵や 大黒様の打ち出の小槌のモチーフが あちらこちらに使われていました。
中でも 千利休・所蔵の 大きな木槌が飾られてありまして、お家元が 「もしやと思い 振ってみましたが 何も出ませんでした。」と おっしゃっていました(^_^)。
次は 懐石のお席に移動します。
この懐石も 以前は 時間内にただ黙々といただきますだけで 味わう余裕もありませんでしたが、まずは 鴨団子入りのお雑煮と 温かい蒸し寿司を 先にいただき、もし時間が無くなりましたら持ち帰れます 八寸などを後回しにしますようにしまして、充分に味わって 美味しくいただけますようになりました。
懐石の後は お薄席。 虎屋の ホカホカのお饅頭が 楽しみです。
さらに もう一席 お薄席があります。
このお席では 席入りの人数が ずいぶん減り、懐石の時の お酒もまわりまして、皆さん すっかりリラックスムードです。
それまでのお席では 写真やメモをとりますことなど とてもできます雰囲気ではありませんが、ここでは 席後 携帯電話を出される人も ちらほら ・・・ ですので、私も 床の間のお花を 撮らせていただきました。

このお席は ゛親子゛や゛家゛が テーマになっていますようで、このお花も 「水仙2本で親子を表現するように」 との お家元からの命題でした、と 業躰先生は おっしゃっていはりました。
主茶碗も 命の継承を表現しました ゛譲り葉゛の描かれました 永楽のもの。
炉縁は お家元3代のご家族の干支が 玩具として描かれましたもの。
いつも この最後のお席が ほっこりして好きなのですが、今年のテーマは 私のテーマでもありますので、一層 心和みます気持ちで いい余韻に浸りながら 帰路につくことができました。
ありがとうございます。
(追記)
冒頭の写真は お土産にいただきましたもの。今年の扇子には 「延寿仙人裳」と書かれています。「お茶をすると長生きしますよ。」との意味なのだそうです。
ディスカッション
コメント一覧
ニュースで、3000人、東京と合わせると6000人と聞きました。華やいだお席で、ご招待受ける方は皆様お幸せですが、よほど由美さんのように、お馴れにならないと、、、しんどい方もおられるんでしょうね。私などあまりの難しさに、お茶名頂けるまで、精進を重ねることが出来なかった人間としては、いつもこの季節のニュースを見ると、もっと早くに10代の頃から始めておけば、せめて20代前半に始めておけば、覚えも良く、続ける事ができたのでは?と。 よく幾つになっても、お勉強始めるのに遅いことはない・・・とは、申しますが、やっぱり、少しでも若い方が…と、言うのが実感です。と、、、自分の覚えの悪いのを年齢のせいにしている私です。(遅くから始めて、頑張っておられる方申し訳ないです)。 由美さんのご説明のおかげで、ニュースでは知りえない、奥深き事、教えて頂き、とても、お勉強になりました。いつもありがとうございます。それから先日新聞で見ましたが、永平寺の管主様が、残念なことで、さぞ、ご悲嘆の事と、思います。お母様と、本当に、まるで、お身内のように寄り添っておられた、お写真を、拝見していましたから・・・お母様も、きっと、さびしがっておられる事と思います。心からお悔やみ申し上げます。
くだものさん
ありがとうございます。
永平寺の宮崎管主様には 母は、この春温かくなりましたら お会いしに行くと 楽しみにしていましたので、とても落胆しています。
近いうちに お参りに行くことと思います。
ご心配いただき ありがとうございます。
お茶の世界にも 上下関係やお免状の格などに拘るかたも多いのです。
目上のかたへの礼儀作法や 自然に湧き出る尊敬は大切だと思いますが、
私は 基本的に 人は皆平等と思っていますので、あまり縛られるのは 本来のお茶の精神ではないような気がしています。
なので 年齢も職業も関係なく、皆さんが ご自分の心地よい方法で お茶を楽しまれたら良いと思います。
茶道は 一種のヒーリングだと思っていますので、それが逆に ストレスになってしまっては 本末転倒ですものね。
くだものさんも、ご自分流に 楽しんでくださいね(^_^)。
私は 時々マイペースすぎて、先生に注意を受けることもありますが、自分なりに なるほどその通りと思うことは すぐに改め、そうでないことは お返事良くして聞き流してしまいます ・・・ ごめんなさい(^_^;)。