長男の進学
息子達が生まれました時から、食事と睡眠に関しまては、とても一生懸命に ・・・ 今思いましたら、神経質になりすぎまして、かえって 息子達に 申し訳ないことをしてしまったと、反省しているのですが ・・・ もっと おおらかでいてあげました方が、お互いの精神衛生上良かったと、今になって 思います。
私も、まだ若くて すぐ目の前のことだけに一生懸命で、要領も悪く、物理的にも精神的にも ゆとりが無かったのですね。
決まった時間に 決まった分量を食べさせようと、何時間も 食器を手に、ヨチヨチ歩きの息子の後を付いて歩き、気がつくと もう次の食事時間ということも ・・・ 今となりましては 笑い話ですが、当時は 泣きながら食事 ・・・ などということも ・・・。
けれども、勉強に関しましては 全くおおらかでした。
幼い頃は、毎晩寝る前に 二人の息子達の枕元で 絵本を読んであげていましたが、強制的に文字や計算を教えたりという事は無く、学校に進学しましてからも 「勉強しなさい」とは、ほとんど言いませんでした。
ですので、学校の勉強は あまりしませんでしたが(^_^;)、二人とも 本を ものすごく読みました。これは 今でもそうです。
それぞれの興味の対象が違い、また 読み方も違いますが、常に 手元に数多くの本を置いています。
進学に関しましては、アドバイスはしましたが、強制はしませんでした。
主人と私の両親(息子からしましたら、祖父母)をはじめ、周囲の人達は 医学部への進学を 強く希望していましたが、私達夫婦は、本人が たとえば、「医者になって、僻地医療に取り組みたい。」 「国境無き医師団に、参加したい。」 などの明確な目的があり、どうしても医学部へ行きたいのであれば、できる限りのサポートはするけれども、私達から強制することはしない、という考えでした。
まだ若いですから、自分で進路を決めなさいと言われましても、いろいろ心が動きますので、求められれば アドバイスをしましたが、私達の願いは、本人が 本当に好きなこと、または 自分の人生のためになると思ったことを、その都度 その時々で 判断し 選んでくれますことです。
ある意味、レールを敷いてもらうよりも、しんどい道かもしれません。
時には、判断ミスもあれば、望みどうりにいかないこともあるでしょうが、そこは 「人生万事、塞翁が馬」と 励まし、紆余曲折しながらも、ようやく 少しずつ 方向が定まってきましたように思います。
長男は、大学入試の時は、本人が 絶対そこに行きたい!と決めて勉強していました第一志望校に 浪人しましても行けず、泣いたこともありましたが、まさに 「塞翁が馬」で、予想外の 東京の大学に進学し、この3年半余りで、ずいぶん多くの事を学び 辛い経験も乗り越えて、成長しました。
京都の大学で、親元に ずっといましたら こんなに成長はしなかったのではないかと思いますし、本当に 良かったと思います。
そして ようやく、自分なりに 考えに考えて決めました、大学院進学で 新たなスタート地点に立ちました。
これから、本当に 自分のしたい事、学びたい事に、夢を持って 取り組んでもらいたいと思います。
以前、息子に教えてもらいました詩を、今度は お母さんから贈ります。
道が 常にあなたの前にありますように。
風が いつもあなたの背中を押してくれますように。
太陽が あなたの顔を暖かく照らし、
雨が あなたの畑にやさしく降り注ぎますように。
そして 再び会う日まで、
神様が その手のひらで あなたをやさしく包んでくださいますように。

ディスカッション
コメント一覧
ご長男の大学院への合格おめでとうございます!
インターネット上でお付き合いをさせて頂いて4年になるのですね。
それから素晴らしい詩ですね。
我が家でも、私はしていませんが家内が寝る前に必ず読み聞かせをしてくれていますので、今のところ本好きのようです。小さい時から本を読む習慣は大切だと感じます。
ひろさん
ありがとうございます。
もう4年になるのですね!
まだ、実際にお会いしたことはありませんが、
母も、いつもヤマブシタケと一緒に届けてくださいます
お手紙を、楽しみにしているようです。
長男が、今の大学に進学しましたのも、
もしかすると、ひろさんが送ってくださった、
太宰府天満宮のお守りのおかげかも・・・と
今でも思っています。