小嶋克山先生の工房へ

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母の友人、小嶋克山先生の展示会のために、秋の信楽へ行きました。

母は、ああ見えましても(?)結構 律儀で生真面目な正確ですので、何でも こうと決めましたら ほとんど揺らぐことがありません。ですので、信楽焼なら 克山先生と、決めていますようです。

克山先生の作風は、いわゆる昔ながらの 一目で信楽焼とわかるものだけではなく、常に新しい技法、新しいデザインを 探求され、アーティスティックなものと、素朴で温かい趣のものと、大きく2タイプに分けられます。

昔ながらの技法を、寸分たがわず、一筋に継承し続けるということは、大変 価値のある 尊敬すべきことですが、全ての人が それをしていましたら、世の中に 進歩は無くなってしまいます。

ですので、常に 新しい風を引き寄せ、創意工夫をしながら、成長していきます生き方が、私は 好きです。

ところで、展示会には 全国から ファンの方々が訪れてはりましたが、突然、「あなたに、お茶を点ててもらおうと思って、用意してあるから。」と言われ、「?!」 

・・・ 全く予想外で、もちろん袱紗も何も 持っていません。

「前もって言うと、絶対断ると 思たから。」と、克山先生。

お釜に、お湯も沸いていましたし、お棗には お茶もはってありましたので、しかたがありません(T_T)。

丁度いらっしゃいました、他のお客様にも お茶を点ててさしあげます成り行きに ・・・。 もちろん、「順不同」のお点前です ・・・(^^;)。 まぁ、皆さんに喜んでいただけましたのなら、少しは お役に立てたのでしょう ・・・。

トップの写真は、今回いただきました オブジェ。 赤ちゃんを抱っこしましたフクロウは、以前いただきましたものと、色&大きさ違いのものですが、その可愛らしい表情に、どうしても目がいってしまいました。 もうひとつの、ペアフクロウは、新デザインのものです。

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お抹茶椀は、3つ。

清楚なアイボリーの お茶碗は、シンプルな無地ですが、手触りが とても気持ち良く、また 光が当たりますと、キラキラ光ります 変わった風合いです。まるで、砂糖菓子か、新雪のよう。 一番好きな一品です。

グリーンのものは、トロリとした光沢が美しい。お抹茶を点てましたら、地色と濃淡で、きっと綺麗でしょう。

ワインカラーに、大胆に グリーンをかけましたものは、かなりインパクトが強く、個性的ですが、ぱっと惹かれました。

3つ並べてみましたら、図らずも、少し早めのクリスマスカラーです。

来月には、これらのお茶碗を主役に、「クリスマス茶会」を 企画してみますのも、楽しいかもしれませんね(^_^)。