秋の社会見学~(^o^)/
京刺繍作家・長艸先生ご夫妻が、主催されます 「雪月花の会」に、今年から参加しています。
年に数回、気楽に 楽しく 日本文化を体験しましょう ・・・ という企画です。
この前の日曜日の朝、総勢19名でバスに乗り、京都ブライトンホテルを出発。1時間余りで 信楽の 保庭楽入氏の工房に到着しました。
そこでまず、長艸先生のお点前で、お茶を一服。続いて、季節感溢れる 懐石料理をいただきました。 全て 保庭家のご家族の手料理と聞き、驚きましたが、やはり そのお料理が評判で、最近は 陶器より そちらがメインになりつつある ・・・ とも、おっしゃっていました。
そうそう、榊盛りの中に、酒粕を 拍子切りにしまして こんがりと焼き、お砂糖をまぶしたものが入っていました。
亡き祖母の好物で、昔よく 網で酒粕を焼き、それをつまんで お砂糖をちょっと付けて食べていました。 それがとても美味しそうで、私も 分けてもらい、酔っぱらってしまいますので 少ししか食べられませんでしたが、とても嬉しかったことを 思い出しました。
もう久しくいただいていませんが、今度 いい酒粕が 手に入りましたら 作ってみましょう。(カロリー高そうですが・・・(^_^;))
美味しいお料理に、お酒も入り、すっかり良い気分になりましたところで、再びバスに乗り、すぐ近くの MIHO MUSEUM へ。
現在開催されています、「青山二郎展」が 目的でしたが、じつは 私は、それ程興味が湧かず(ごめんなさい。まだ私か゛その域に達していないのでしょう)、他を きょろきょろ。
そして、常設の ガンダーラ像(パキスタン・2世紀後半)や、アルシノエⅡ世像(エジプト・紀元前270-246)、そして 名前を忘れてしまいましたが、紀元前3世紀頃の エジプトの学者の 等身大の木像、などを見まして感激♪ ・・・ この木像は、2300年も前のものとは思えないほど 木肌も美しく、表情も生き生きしていまして、当時の人も 今の人も 容貌的には全然変わらへんのやなあ ・・・と、今更ながら感心しましたり、逆に、当時の人の 素晴らしい感性や技術に、もしかして 昔の人は 現代人より 優れてはったのでは ・・・と 思いましたり ・・・。
さらに、かつて 神殿のご神体であったとされます 隼頭神像(エジプト・紀元前1295-1213頃)には、何か今でも 神々しいパワーが宿っていますようで、眺めていますと 不思議な気分になるようでした。
余談ですが、解説員のかたのお話しでは、オペラ歌手の 中丸三千繪さんは、ご自分が アルシノエⅡ世の生まれ変わりとおっしゃり、いつも長い間、その像の前に 佇んでいはるのだそうです。
結局、予定を大幅にオーバーしまして、すっかり陽が傾き、山の風が冷たくなる頃迄 MUSEUMで過ごしました。
到着しました頃は、大勢の団体客がいはりましたが、帰りの頃には もう 館内は、がら~んとしまして、夕陽が差し込み、建築デザインの美しさが 映えていました。
このMUSEUMは、某・宗教団体の運営なのだそうですが、全く そう言う形跡がありませんのもいいですね。
館の前の この着物姿の一団は、「雪月花」のメンバー達です。 ちょっと浮いている ・・・ (^_^;)?
長艸先生をはじめ、ほとんどの人が、着物や羽織の背に、普通の家紋ではなく、好みの刺繍紋を付けてはります。
濃い紫の着物に 花筏の レトロ好みの人、煉瓦色の羽織に 白薔薇の モダンな人、そして 元祖・カリスマ・ヘアーアーティストのN氏は、芥子色の紋織りの着物に 黒羽織、その羽織の背には 鳥獣戯画から抜け出したような 蛙の刺繍紋。小粋で可愛い!
いつも、それぞれに個性的な 皆さんの 着物の着こなしは、目の保養になり、感性を磨くお手本にもなりますね(*^_^*)。
ディスカッション
コメント一覧
偶然ですね。
昨夕職場で同僚がMIHO MUSEUMに行ってきたらしく<先週の金曜日
その話が出ておりました。
彼は青山二郎コレクションが目当てで行った模様で
白洲正子女史のお話などがツラツラと。
学のある友人(同僚にして友人)を持つと影響を受け興味を持つようになり、結果賢くなるので大層有難いです。(^o^
彼はその後JR信楽駅からJR線経由→近鉄奈良線で奈良に向かい
応挙と芦雪も観て来たようです。
ワタシも芸術の秋!と参りたいのですが
どうしても食欲の秋が勝っておりまする。(汗)
ではではまた☆
狸さん、こんにちは(^_^)。
お友達が、青山二郎のファンなのですね。
ごめんなさい。
青山氏の生き方には、あまり共感できないのですが、
彼のコレクションや、霊感に近いくらいの審美眼は、
とても素晴らしいと思います。
あの時代や、環境の中で、後生に残したものは、
大きいと思います。
言葉足らずで、ごめんなさいm(_ _)m。
昨夜もその同僚と美術館の話、歌舞伎の話と
仕事よりも…になりました。(^0^
言葉足らずなんてとんでもないです。
いつも楽しみに拝見しております。
そうそう、11月に久しぶりに着物を着ます。
親族の婚礼で。
由美さんと違いぜーんぜん板に付かない着物姿で
我ながらおかしい位です。(笑)