今日庵の お初釜へ(^_^)

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今日は、裏千家・今日庵の お初釜に 参席させていただきました。

最初に お薄席で一椀、次に お家元が お濃茶点前を なさいます 本席で お茶をいただきました後、お謡いと 鼓の演奏、その後 お酒と懐石のお席、さらに 最後に もう一席 お薄を一椀 ・・・ 例年 大体 こうした順序で 一日仕事になりますが、お連れの人達と ご一緒に 美味しいお茶とお菓子をいただきましたり、お道具を拝見させていただきましたりと、楽しいものです。

それにしましても、茶道の先生方は 数々の お点前の手順だけでなく、膨大な量の お道具の由来、お軸の内容、それらにまつわる逸話などを 全て 頭に入れてはるなんて、本当に 大変なことと 頭が下がります。

私など、以前は 受け身で ただ 聞き流してしまうことが多かったのですが、そろそろ 老化防止のためにも(^_^;)、脳を しっかり使いますようにと 心がけを良くしまして、一生懸命 覚える努力をしながら お話を聞くことにしています。

ですが、一度に あまりに多くの情報を 拝聴しますし、お茶席では メモを取るわけにも 聞き返しますわけにもいきませんので、なかなか 頭に入りません(T_T)。

今日も ずいぶん多くの 貴重なお道具を 拝見させていただきましたが、ほとんど うろ覚え・・・(涙)。

その中で、特に 印象に残っていますのは、豊臣秀吉公が 実際 身に着けていました陣羽織から仕立てました お仕覆、そして 最初の お薄席で 拝見しました 平生棚(へいじょうだな)。

「平生」とは、「穏やかに生きる」という意味とのことですが、三枚の棚板が 上から 丸・三角・四角になっており、「流水は、方円に従う(確か こんな感じの意味・・・定かではありません)」という言葉をもとに、水が 自由に姿を変えるように、決まった型に 当てはめるだけでなく、自由に使い方を決めてください・・・との意味が 込められました お棚なのだそうです。

「流水は・・・」は、なかなか いいフレーズやなぁ・・・覚えとこ・・・と 思いましたのに、定かでありませんのが ちょっと 悲しい(>_<)。

ところで、茶道では 普段は 「侘び寂び」が重んじられますが、私は どちらかといいますと、お道具類も 明るく はんなりしたものが 好みです。 お正月は、たいてい どのお席でも 晴れやかで 華やかな 設えになりますので、楽しませていただけます。

さて、実家の お茶室の方でも、「是非 お初釜を(^_^)/。」との声が、ちらほら 挙がっているのですが、お招きいただくのは楽しいのですが、準備を整え おもてなしをします側の大変さを思いますと・・・ 今のところ 笑って誤魔化しています私です(^_^;)。