ローレライ
主人も 息子達も 映画が大好きですので、話題の映画は たいてい観ているようですし、家でも 毎日 何かしらの DVDを 鑑賞しています。
私は、いつも 他の用事をしながら 横目で チラチラ見ているだけなのですが、先日 主人が 「ローレライ」という、今春公開されました 日本映画の DVDを 観ていました時、ある場面に 目が止まりました。
ストーリーとしましては、第二次世界大戦終戦間際の 日本軍の 潜水艇の物語で、少し トンデモ・・・(ごめんなさい(^^;))な かんじを受けましたが、その場面といいますのは、原爆搭載機撃墜のため 敵陣へ突入する覚悟を決めました 艦長(役所広司、演じる)が、乗組員達に、
「意志のある者は 集まれ。しかし、強要はしない。船を降りるのも 祖国の未来を切り開く、勇気ある 選択だ。生き残ってこそ できる事もある。各々が 自分で考え、自分で決めろ。」と、告げることから 始まります。
そして、船を降りることを選択しました者達の乗ったボートを 見送りながら、艦長と 運命を 共にすることを 決意しました 副官が、「船を降りる者が こんなに多いとは・・・。」と、ため息をつきます。
それに対し、艦長は 「彼らも 我々の希望だ。」と 答えます。
その後、ナレーションで、そのボートは どこかの港に漂着し、全員 無事に 祖国への帰還を果たした・・・と、流されます。
思わず、主人に 「これって、ハリウッド映画では、絶対あり得へん展開やねぇ・・・。」と、言ってしまいました。
アメリカ映画ですと、たいてい 全員が、「我々も 行くぞーっ!」と 盛り上がるか、逃げ出した者の方が、災難に 出会って 死んでしまい、残った者達は 困難に打ち勝って 生還する・・・という ストーリーに なりそうな 気がします。
どちらが 良い悪いということではなく、本当に 象徴的といいますか、「こういうのも ありかもしれへん。」と、印象に残りましたので、書いてみました。
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