さくらちやんの遠吠え

050820_1221002 我が家の愛娘、トイプードルの さくらちゃんは、自分のことを 犬だとは みじんも思っていないようです。

いつも 私が抱っこして ご飯を食べさせ、夜は 私の腕枕で眠ります。どんなに悪戯をしても、私にすべてをゆだねたような うるうるした眼差しで見つめられると、もう可愛くて!

ふだんは、ほとんど 家の中で過ごしますが、外へ出ることも大好きで、私か゛ 外出しようとしますと、「一緒に連れて行って!}と、足にしがみついて 泣き叫びます。

それでも さくらちゃんの思う「外」とは あくまで お庭の中だけ。門から 一歩出ますと、とたんにブルブル震えて 一人歩きできなくなり、「抱っこ抱っこ(T_T)」と せがみます。

そして、家族に対しては 借りてきた猫(?何となく 違和感を感じる表現(^^;))のように 素直で大人しいのですが、他の人には ものすごく警戒心が強く 攻撃的。そのような訳で、いつも周囲から 「あなたの育て方が悪い!」と お叱りを 受けています(>_<)。

そんな さくらちゃんは、「犬」としての自覚が無いため、外で 他の犬に出会う機会がありましても、けして関わろうとしません。たまに、旅行に行く時などは、さくらちゃんの実家に預かっていただくのですが、そこでは 他の犬たちと一緒に 「犬」として扱われるのが とても辛いらしく、引きこもりで 食欲不振に陥ってしまうようで、帰宅後 まる一日は 放心状態で ひたすら眠り続けるのです。

ところが、そんな さくらちゃんが 一瞬「犬の本能」に目覚める時があるのです。

それは、私が 篠笛の音階練習をしている時。練習をはじめますと、隣に座って 「ヒューヒュー」と 遠吠えするのです。ふだん した事がありませんので、音痴といいますのか、ちゃんと声が出ず、かすれかすれですが、そのポーズからも 確かに「遠吠え」なのです。

ところが、曲になると 全く関心が無くなってしまいます。なんか不思議で 面白いなぁ・・・と、いつも 笑ってしまいます。

ちなみに、写真の さくらちゃんが抱えていますのが、私の愛用の篠笛です(*^_^*)