親孝行・・・なのかなぁ・・・?

050827_0752001 御盆に帰省していました息子たちは、もう 東京へ戻りました。まだしばらく こちらに居るのかと思い、食材を どっさり買い込んでしまいましたので、当分は お買い物に行かず、主人と二人で せっせと食べなければ・・・太りそう・・・(T_T)

ですが、昨夜は 主人と母と3人で有馬温泉に 一泊しました。お天気にも恵まれ、大浴場から はるか遠くの山並みまで 見晴らせて とても気持ち良かったです。

母は、以前 「昨日は母の日」の項で書きましたように、私とは 容姿も性格も 全く似ていません。見るからに、とても ゴージャスな雰囲気を 持っていますし、性格も 男性的といいますか、絶対に 弱音を吐いたり 涙を見せることは ありません。(ニュースを見ても すぐに泣く私とは 大違いです)

まぁ、私が お腹の中にいました頃から 昼夜を問わず 働き続け、71才の今も 医師として、また NPOの理事や 裁判所の調停委員として、毎日 休む間も無く飛び回っているのですから、グズグズ言っている暇も無いのでしょう。

もちろん、娘の私にも 絶対に 泣き言は言いません。それでも、私は 以前から 思っていました。「もっと 気を楽にして、悲しい時は悲しい、しんどい時はしんどいって、言うてもいいねんよ。」と。

母にも いろいろ辛い事がありますのは、私も 知っていますし、おそらく 私はもちろん 他の人達の多くは 耐えられないくらいの事でしょう。それでも 母は、そうした事を おくびにも出さず いつも気丈に振る舞っているのです。

それは、母自身が 実の母親と 幼い頃に別れ 兄弟姉妹も無く なさぬ仲の人間関係の中で 育ってきました事も 影響しているのではないかと 以前から 私なりに 思っていました。

そして・・・

宿泊先は、洋間と和室が 2間続きになりました お部屋でしたので、主人は 洋間のベッドに一人で休み、母と私は 和室に お布団を並べて寝ました。

昼間 あらたまって話しますのも タイミングが難しいですので、お布団に横になりましたまま 日頃から 母に伝えたいと思っていました事を ほんの一部だけですが、話してみました。

プライドの高い母ですから、娘の私にも 弱みを素直に見せるのを 嫌います。ですので、いつもの様に 顔色も変えず 黙って 新聞を読みながら 聞いていました。

その後は、もう お互い その件については 口にはしませんでしたが、やはり 思い切って話しをしまして 良かったと思います。

若い頃は、母の本心が理解できず 悩んだ事もありましたが、今は どの様な事も、無理に理解しようと思うより 受容すればいい、という考えに 変わりました。年の功でしょうか・・・(^_^;)