小津監督の「東京物語」
広島県人会の総会&懇親会が、嵐山の「嵐峡館」で開かれ、主人とともに 出席しました。
先入観で見るからか、たまたまかもしれないのですが、広島県人の集まりと、京都人の集まりは、ずいぶん 雰囲気が違うように いつも感じます。何というか、ストレートで ホットで 素朴な人が多いような・・・。
主人の両親が、広島出身でしたので、私達も 戸籍上、本籍地が広島になっているのです。私の父も 本籍は 広島ですので、広島弁には 懐かしい響きがあります。
広島弁といえば、小津安二郎監督の「東京物語」を 思い出します。時代が変わり、文明は進んでも、人間の感情って あまり変わらへんのやなぁ・・・とは よく思うことですが、この映画は 何度見ても 身につまされるテーマのように感じます。
どのシーンをとっても、思い出すたびに 涙が出ます。もともと、小津映画、そして 笠智衆が 大好きなのですが、こうして キーボードを打ちながらでも、頭の中には 「東京物語」のラストシーン、背中を丸めた 笠智衆の向こうに広がる 尾道の のどかな海の風景が、いっぱいに浮かんでいるのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません