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食育研究室

No2:甘麹

前回、「塩麹」のお話しで、麹について説明をしましたが、その麹菌に、塩を加えず、餅米で発酵させたものが「甘麹」です。

アルコールの入っていない甘酒、といえばわかりやすいでしょう。

甘酒には2種類あり、ここで使う甘麹は、麹と餅米のみで作られたノンアルコールのもの、もうひとつは、酒粕から作るもので、アルコールが入っていますので、注意してください。

甘麹ドリンク
▲甘麹ドリンク

これは、甘酒ドリンクです。
甘麹を大さじ2,3杯コップに入れ、ミネラルウォーターを注いで、かき混ぜながら飲みます。
夏は、炭酸水で爽やかに。
これからの季節には、お湯を注いでもいいですね。ただ、菌が死んでしまうので、70度以下のお湯にする方がいいでしょう。

また、わが家では、塩麹同様、甘麹を、砂糖の代わりにお料理に使っています。
フレンチトーストや煮物にも、もちろん使っています。

麹菌は、熱を加えると死んでしまうと言いましたが、タンパク質をアミノ酸に変える力などは無くなりませんので、うまみアップ力は大丈夫です。

塩麹のページで、麹による発酵食品は、栄養豊富とお話ししましたが、それ以外に、デンプン消化酵素のアミラーゼ、タンパク質分解酵素のプロテアーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼといった、3大消化酵素も含んでいます。

ですので、食欲の無い時、風邪などで弱っている時には、口当たりの良い甘酒ドリンクで、体力を保ってください。

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